元Jリーガーのキム・ヨングォンが“Kリーグ初ゴール”を記録…25メートル弾でチームの勝利に貢献
韓国Kリーグ王者に在籍する元Jリーガーがうれしい“初ゴール”を決めた。かつてFC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪で活躍したキム・ヨングォン(蔚山現代)のことだ。
蔚山は5月21日、アウェイの水原ワールドカップ競技場で行われたKリーグ1(1部)第14節で水原三星ブルーウィングスに3-2で勝利した。これでリーグ6連勝の蔚山は12勝1分1敗の勝ち点37とし、2位のFCソウル(勝ち点24)との差を「13」に広げた。
キム・ヨングォンの得点は1-1の同点で迎えた前半40分に生まれた。
ハーフウェイライン付近からドリブルで敵陣まで持ち上がったキム・ヨングォンは、ゴールまで25メートル離れた位置から奇襲的にミドルシュートを試みた。すると、左足から振り抜かれたボールは相手GKから逃げるような軌道を描き、そのままゴールネットに突き刺さった。
Jリーグでプロデビューし、蔚山加入以前まで日本と中国を渡り歩いたキム・ヨングォンにとって、今回の得点はKリーグでの初ゴールに。加えて、水原三星戦がKリーグ通算50試合目の出場ということもあり、節目を記念するメモリアルなゴールとなった。
昨季は蔚山の17年ぶりのKリーグ制覇に大きく貢献し、自身も年間ベストイレブンに選ばれたキム・ヨングォン。今シーズンも開幕から蔚山のフィールドプレーヤーで唯一全試合フル出場中と、33歳とは思えない鉄人ぶりで首位独走のチームを支えている。
なお、蔚山は24日のFAカップ4回戦を挟み、28日にホームの蔚山文殊サッカー競技場で大田ハナシチズンとのKリーグ1第15節を戦う。元G大阪のオ・ジェソク、チュ・セジョンらが所属する大田は昇格組ながら12チーム中5位につけ、4月の前回対戦では蔚山に現在まで唯一となる黒星を与えたチームでもある。
果たして、キム・ヨングォンら擁する蔚山が7連勝に成功するのか、オ・ジェソクら擁する大田が再び首位を撃破するのか。元Jリーガーたちが激突するKリーグ上位対決には要注目だ。