リーグ最下位低迷のG大阪・ポヤトス監督「まだチームは死んでいない」あすルヴァン杯・京都戦
G大阪は23日、ルヴァン杯・京都戦(24日・パナスタ)に向けた前日練習を行い、ポヤトス監督が取材に応じた。リーグ戦では5連敗で最下位に低迷するなか、ルヴァン杯ではE組の首位に立つ。「選手は(低迷を)悲しんでいる印象はあるし、フラストレーションもたまっている。しかし、ここから抜けだそう、という気持ちは前面に出ている。ネガティブなところだけじゃなく、ポジティブな部分もある。まだチームは死んでいない、と自分自身は思っています」と力を込めた。
指揮官はポジティブな点について「マリノス戦を見られた方は分かると思うが、素晴らしい相手に対して、前半(横浜MのFW)ヤンマテウス選手に与えた決定機を除けば、ほとんど(流れの中で)チャンスは与えなかったと思う。それ以降は、ガンバの方が試合を支配できていましたし、チャンスもつくれていました」と説明。セットプレー2発で2失点して敗れたが、チーム状態は決して悪くないと強調した。
敗れた20日の横浜M戦では、一部サポーターの応援ボイコットする事態も発生し、試合後には選手とサポーターの意見交換も行われ、選手たちが涙を浮かべる場面も。眠れない日が続いているというポヤトス監督だが「これが自分の仕事。絶対にここから抜け出します。G大阪では温かいサポートを受け、クラブにはチームを成長させようとしていることも理解していただいている。それが逆に重圧になっている。サポートや理解があるにも関わらず、勝てていない。ナーバスにはなるが、そうなると見えるものが狭くなるので、できるだけナーバスにならないようには心がけている」と、この苦境からはい上がることを誓っていた。