最下位でもブレないガンバ。一貫したスタイル構築に覚悟の声明「どんな状況でも諦めることなく戦う」

「前進をしていると考えております」

覚悟を、示した。

ガンバ大阪は5月20日、J1第14節で横浜F・マリノスと対戦し、0-2で敗れた。これで5連敗。最後に勝利したのが7節の川崎フロンターレ戦(2-0)で、8節以降の7試合で1分6敗。勝点7で最下位に沈む。

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同日にクラブは「ガンバ大阪に関わる全ての皆様へ」と題して、声明を発表。クラブとしてのスタンスを伝えた。

「いつもガンバ大阪を応援いただいておりますファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様、ホームタウンの皆様、そしてガンバ大阪に関わる全ての皆様のご支援・ご声援に御礼申し上げます。

今シーズン、常に勝ち続けるチームを創るためには一貫したスタイルが必要と考え、目指すサッカースタイルを「攻守に主導権を握る魅力的なサッカーで勝利を追求する」と掲げ、中期強化プランの元で新たなサッカースタイルの構築に取り組んでおります。一貫したスタイル構築に向けてしっかりとした土台作りに継続して取り組むべくシーズンをスタートいたしましたが、現状では結果に結びつかず、2023シーズンJ1リーグ第14節終了時点で1勝4分9敗の18位という、ここまでの結果を重く受け止めております。

皆さまには多大なるご心配をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます」

思うように結果を出せていない。だが、手応えがないわけではない。

「クラブが目指すサッカースタイルの構築に向け、攻撃においてはボール保持率の向上、シュート数の増加、守備においては攻撃から守備への切り替え、相手陣内でボール奪取力の向上など、前進をしていると考えております。しかしながら、攻撃においてはクロス・スルーパス・シュート精度など、得点を奪い切る決定力に課題があり、守備においてはカウンターやセットプレー、状況判断に起因する失点が多く、目指すサッカースタイルの構築には時間を要しております」

不退転の決意で、先を見据えて、突き進むだけだ。

「また、試合の中での厳しさや、最後まで走り抜くこと、目の前の試合を勝ち切るチームの姿勢に関してもご意見を頂戴しております。我々ガンバ大阪は必ずこの困難な状況を脱し、ファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様、ホームタウンの皆様、そしてガンバ大阪に関わる全ての皆様に笑顔をお届けできるよう、どんな状況でも諦めることなく戦い、勝利を目指して取り組んでまいります」

引き続き、ガンバ大阪へのご支援とご声援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」

ここから逆襲なるか。ブレない戦いぶりに注目だ。

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