G大阪、泥沼の5連敗で最下位続く…横浜FMは数的不利跳ね返す勝利で首位射程圏内に!
明治安田生命J1リーグでは20日、第14節のガンバ大阪vs横浜F・マリノスが行われた。
6試合未勝利かつ4連敗中で最下位のG大阪と、前節こそ敗れたもののそれまで7試合無敗だった2位・横浜FMという対照的な序盤戦を過ごしている両チーム。G大阪はイッサム・ジェバリや石毛秀樹、倉田秋ら、横浜FMはエウベルやヤン・マテウス、西村拓真らを先発起用した。
試合は立ち上がりからG大阪が攻勢をかけていく。6分にはファン・アラーノのスルーパスに抜け出したI・ジェバリが前に出たGK飯倉大樹をかわしてネットを揺らしたがオフサイドの判定となる。
序盤をしのいだ横浜FMは徐々に押し返していき、35分には大きな展開から右サイドでボールを持ったヤン・マテウスがクロスを供給。アンデルソン・ロペスのヘディングシュートは枠を越えたもののチャンスを増やしていく。
すると37分、右CKの場面でキッカーの永戸勝也が速いクロスを蹴り込む。巧みな動き出しで競り合いを制した西村が頭で合わせて先制点をマークした。
1点を追うG大阪は後半開始早々にボックス手前右でルーズボールに反応したファン・アラーノが畠中槙之輔と交錯。一度は流されたがVARオンフィールドレビューを経て畠中にイエローカードが提示される。
その後も一進一退の攻防が続く中で今度は59分に倉田に対する松原健のファウルがあったとしてイエローカード。これが2枚目の警告となって松原は退場に。横浜FMは63分にヤン・マテウスに代えて上島拓巳を投入し、守備の枚数を整える。
数的優位の中でボール支配を高めるG大阪は74分に2枚替え。倉田と石毛に代えて宇佐美貴史と福田湧矢を送り出す。横浜FMも同じタイミングでエウベルと西村に代えてマルコス・ジュニオールと藤田譲瑠チマを送り出すが、直後には枠を左に外れたものの横浜FM陣内中央付近の宇佐美が右足で強烈なシュートを浴びせた。
それでも79分、ボックス手前やや右でのFKでキッカーを永戸が担当。左足で直接狙うと美しい軌道を描いたシュートがGK東口順昭の守るゴールを破る。
リードを広げられたG大阪は83分にも2枚替えを敢行し、ファン・アラーノとネタ・ラヴィに代えて鈴木武蔵と山本悠樹を投入した。しかし、最後までG大阪がネットを揺らすことはできずに試合が終了する。
この結果、G大阪は泥沼の7試合未勝利かつ5連敗で17位・湘南ベルマーレ(1試合未消化)と勝ち点差4の最下位と状況を好転させられず。一方の横浜FMは永戸の1G1Aによって2試合ぶりの白星で2位を維持し、今節をドローで終えた首位・ヴィッセル神戸との勝ち点差を「3」に縮めている。
■試合結果
ガンバ大阪 0-2 横浜F・マリノス
■得点者
G大阪:なし
横浜FM:西村拓真(37分)、永戸勝也(79分)