最下位転落のG大阪にサポーターからもブーイング 失点からの立て直しを宇佐美も反省「ダメージがあった」

浦和にアウェーで1-3と敗戦

ガンバ大阪は5月14日に行われたJ1リーグ第13節で、浦和レッズとのアウェーゲームに1-3の逆転負けを喫して、4連敗で最下位に転落した。主力のFW宇佐美貴史は、「立ち上がっていくこと」が重要だと話した。

【実際の写真】G大阪が泥沼4連敗… キャプテン宇佐美貴史がスタンドのサポーターに頭を下げた姿

G大阪は前半途中にFWイッサム・ジェバリが対面するDFアレクサンダー・ショルツのタイミングをずらすシュートを放ち、これがゴールに吸い込まれての先制となった。しかし、前半終了間際にペナルティーエリア付近まで切り込んだ相手FW興梠慎三がマイナスのラストパスを送ったところ、スライディングでコースを抑えにいったDF福岡将太は自分の身体の上を乗り越えていこうとするボールを腕でブロックする形に。当初はノーファウルだったが、先立圭吾VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの進言でオンフィールドレビューが行われ、池内明彦主審はPKに判定を変更。これをショルツに決められ、ハーフタイム直前の同点ゴールを喫した。

ダニエル・ポヤトス監督は試合後に「前半終了間際に、今も全く理解できないPKがあった」と嘆いたが、後半に入ると立ち上がりにセットプレーの二次攻撃から失点。さらにGK東口順昭から短くつないだゴールキックを狙われ、自陣ペナルティーエリア付近でボールロストする大ピンチから失点し、後半14分で1-3のビハインドになった。

特に2失点目のあとに選手がうなだれてしまう光景を指摘されたポヤトス監督は、「こういうチーム状況でなかなか難しい。選手も人間、チーム状況や失点でああなるのは理解できるところもある。しっかり見つめているが、メンタルのトレーニングは難しい。その中でも次の試合に向けて準備したい」と話す。また、宇佐美は「1-1は振り出しに戻っただけとチームの中でも言えていた。1-2になった時のメンタリティーもそうだし、3失点目の形も悪く、ダメージがあった。ただ、そこから立ち上がっていくことが必要だと思う」と、そこで下を向いてしまったことへの反省を話した。

最下位転落という事実に、ポヤトス監督は「率直に心配しているし、順位は自分も選手もあまり意識はしないが、どうしても(順位表を)見てしまう。見れば悔しさや怒りを自分たち自身に持つだろう。ただ、それらや悲しみの感情から抜け出すためにも、日々のトレーニングをやり続け、耐えて続けて勝利がついてくれば流れは変わってくる。その勝利を得るためにやるしかない」と、継続の必要性を話した。

試合後の選手たちには埼玉まで駆け付けたサポーターたちからブーイングも飛んだ。次節は横浜F・マリノス戦と難敵が続くが、ホームゲームを戦える。そこで、この悪い流れをストップしたいところだ。

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