3連敗中で降格圏目前のG大阪 ポヤトス監督「誰も諦めていない」14日・浦和戦へ
G大阪のダニエル・ポヤトス監督が12日、大阪府吹田市内で浦和戦(14日・埼スタ)に向けた取材に応じた。現在チームは3連敗中で、降格圏の18位・横浜FCとの勝ち点差は1の17位。「このチームをよくする、勝つという目的を果たせておらず、自分自身も悲しい気持ちでいっぱい。しかし自分からプラスのエネルギーをみんなに送っていきたい。選手達も私自身も、誰も諦めていない」と語った。
チームは12試合でリーグワースト2位の25失点と、守備に問題を抱える。「誰か一人の責任にして、すべてのゴミをぶつけるようなことはしたくない。もちろん選手のパフォーマンスが悪ければ、いい選手を使っていくのは当然。しかし負けているのは全員の責任」と指揮官。ここまで10失点と安定した守備を誇る浦和に対し、攻撃面は「ボールの動かし方、そして早く仕掛ける点が大事。相手のブロックはコンパクトになりやすいので、そこは意識したい」と改善点を挙げた。また守備時のカウンター対応などもチェックし、連敗ストップへと準備を進めた。
ACLを制した浦和には、ポヤトス監督が徳島時代に指導したMF岩尾憲が在籍。「本当に賢い選手という印象。情報収集スピードがすごく速い。彼に快適にプレーさせないことが大事。彼を(ポジションから)引っ張り出したり、ということが大事かなと思っているのですが、彼は賢いので対応してくる。そこのやり合いになるのでは、と思っています」。浦和の心臓部を担うかつての教え子を警戒した。
一方で自チームはイスラエル代表MFラビが、家庭の事情により一時帰国しており、中盤のキーマンを欠く状況。代役については「頭にはあるが、100パーセント決めたわけではない。あとは(練習などを)見ながら」と語り、直前まで模索することを明かしていた。