【一挙プレビュー】国立でFC東京と川崎Fの多摩川クラシコ!神戸vs広島の上位対決や東京Vvs町田の東京クラシックなど | Jリーグ&WEリーグ
5月12日から14日に開催されるJ1リーグ、J2リーグとWEリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1は9試合、J2は11試合、J3は10試合、WEリーグは5試合が各地で開催される。
5月12日(金)& 5月13日(土)
19:30 FC東京 vs 川崎フロンターレ(J1)
FC東京は前節、北海道コンサドーレ札幌に1-5の大敗。中2日のアウェイ連戦という過密日程にも苦しみ、2連敗を喫した。「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」として国立競技場を舞台に戦う今節は、違った姿を見せたい。特に“川崎Fキラー”のFW仲川輝人には一層の期待がかかる。
川崎FはGWの3連戦で3連勝。「多摩川クラシコ」も7連勝中とライバルを圧倒しており、注目の集まる一戦を制して勢いを加速させたい。キーマンはDF大南拓磨。今節はU20日本代表に選出されたDF高井幸大が欠場となるだけに、最終ラインの中心となってチームの守備を安定させたい。
13:00 ファジアーノ岡山 vs 大宮アルディージャ(J2)
岡山は前節に首位・町田と引き分け、9試合負けなし。U20日本代表に選出されたMF佐野航大、FW坂本一彩に加え、MF木村太哉の負傷離脱も発表されたが、好パフォーマンスを続けるGK堀田大暉を中心に勝ち点3を掴みたい。一方の大宮は6連敗でついに降格圏の21位に転落。『シティライトスタジアム』では2020年から3連敗中だが、“鬼門”を突破して反撃の契機とできるか。
13:00 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs ノジマステラ神奈川相模原(WE)
9位の千葉Lは6試合連続のドローに終わった。前節は先制を許した直後に追いつくなど粘りは見せている一方、勝利数はリーグ最少の「2」。ボール保持の時間を長くできるかが鍵となる。7位のN相模原はINAC神戸レオネッサに敗れて3連敗。ここまで3得点のFW笹井一愛がU-19日本代表で不在のなか、千葉Lとの前回対戦でWEリーグ初得点をマークしたFW浜田芽来に期待がかかる。
13:15 レノファ山口FC vs 徳島ヴォルティス(J2)
前節は今季一番とも言える内容を見せるなど状態は上向いているものの、7試合白星から遠ざかる18位の山口は監督交代を決断。勝ち点1差で迫る20位・徳島との一戦は結果が必要なシックスポイントマッチだ。今季2勝目で最下位を脱出した徳島は、FW森海渡が2ゴール1アシストと圧巻の活躍。FW柿谷曜一朗との関係性も抜群で、今節もアウェイでの爆発を期待したい。
14:00 ヴィッセル神戸 vs サンフレッチェ広島(J1)
神戸は2点差から追いつかれた前々節から立ち直り、横浜FCに3-0と快勝。FW大迫勇也が2ゴールを挙げ、得点ランク1位の9得点目をマークした。ここ最近は上位対決に勝ち切れない試合もあっただけに、今節は再び真価が問われる大一番。課題として露呈したリード後の試合運びにも注目だ。
対する広島は消化が1試合少ない中で、神戸と勝点3差。次節には名古屋グランパスとの直接対決も控えており、この2週間は前半戦の大きな山場となる。MF満田誠の負傷離脱は大きな痛手だが、今季初得点を奪ったFWピエロス・ソティリウらを中心に、相手の堅守を攻略したい。
14:00 ヴァンフォーレ甲府 vs ジェフユナイテッド千葉(J2)
5試合連続で先制点を奪っていた甲府だったが、前節は無得点で敗戦。ただ、ホームでは3試合続けてFWピーター・ウタカの決勝ゴールによる“ウノゼロ”勝利を飾っているだけに、自信を持って3連戦の初戦に臨む。対する千葉も、5試合ぶりの黒星を喫した前節に続く連敗は避けたいところ。このカードは一昨季から4試合引き分けが続いているなか、3ポイントを積み重ねるのはどちらか。
14:00 ツエーゲン金沢 vs V・ファーレン長崎(J2)
金沢は2連敗で4試合勝利なし。2試合連続で4失点を喫する一方、杉浦恭平と林誠道の両FWを軸とした前線の破壊力は他チームの脅威となっている。対する長崎は連勝が「5」で止まり4位に後退。ただ、前節は一時同点に追いつくなど、決して悲観すべき試合内容ではなかった。昨季9月の対戦では金沢が終盤の約10分間で3点差を追いつきドロー。今回はどんなドラマが待っているのか注目だ。
14:00 清水エスパルス vs 藤枝MYFC(J2)
清水はMF中山克広、FWチアゴ・サンタナの二人がハットトリックを達成し、9-1という衝撃のスコアで大勝。順位を7位に上げ、今節は藤枝との“静岡三国決戦”に臨む。対する藤枝は2-0から逆転を許して連敗。MF杉田真彦、MF水野泰輔の負傷も痛手となった。ボール保持を放棄せずに攻め続けるフィロソフィーを、清水、磐田と続く連戦で示すことができるか。前半戦の正念場だ。
14:00 ジュビロ磐田 vs ザスパクサツ群馬(J2)
初の連勝を狙う10位・磐田はここから公式戦5連戦。公式戦出場停止処分が11日で明けるFWファビアン・ゴンザレスに加え、前節ベンチ入りを果たしたDF伊藤槙人の復帰も心強い。一方、5位の群馬は前節にMF川上エドオジョン智慧が先制点をアシスト、FW武颯が決勝点を奪取と、復帰戦の両名が大活躍。3月の清水戦に続き、静岡の地から再び3ポイントを持ち帰りたい。
14:00 ベガルタ仙台 vs モンテディオ山形(J2)
J1・J2通算40回目の“みちのくダービー”を迎える両チームの前節は対照的。山形が2点差を跳ね返してホーム初勝利を手にした一方、仙台は低調な内容で無得点の敗戦を喫した。シーズンの3分の1を終えて仙台は13位、山形は19位に低迷しており、巻き返しのきっかけとしたい一戦。仙台に長らく在籍し、今回は山形の指揮官として杜の都に乗り込む渡邉晋監督にも注目だ。
14:00 大宮アルディージャVENTUS vs AC長野パルセイロ・レディース(WE)
2連勝で4位をキープした大宮VはFW井上綾香が得点ランキングトップに1差で迫る8得点。タイトル獲得に向けて残り4試合でゴールを重ねることができるか、注目のホームゲームとなる。その大宮Vに対し、昨季シーズンダブルを達成したのがAC長野。今季もWEリーグカップ、3月の前回対戦ではクリーンシートを記録しており、相手のエースを抑え込む準備は万端だ。
15:00 湘南ベルマーレ vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)
湘南は2連敗で14位に転落。ここ2試合は球際の攻防で後手に回る場面も目立っただけに、中9日の準備期間で取り組んだ成果をしっかりと表現したい。注目はGKソン・ボムグン。J1屈指の得点力を誇る相手に対し、毎試合ビッグセーブでチームを救ってきた守護神の活躍は今節も欠かせない。
一方、札幌はFC東京に5-1と大勝。MF浅野雄也、MF菅大輝、MF金子拓郎とチームが誇るレフティー3選手が揃ってネットを揺らした。今季初の連勝を狙う今節はDF福森晃斗に注目。ここまでは代名詞の直接FKがまだ火を吹いていないが、背番号5の左足にも“そろそろ”の予感が漂う。
15:00 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア(J2)
“東京クラシック”は町田が首位、勝ち点4差の東京Vが3位で迎える上位対決となった。14試合を終えて失点数はともに一桁。無失点試合は町田が7回、東京Vが8回記録しており、どちらも堅守を拠り所に快進撃を続けている。ダービーマッチが目白押しの今週の中でも、一際注目が集まる一戦。9試合で前半に先制点を奪っている町田に対し、東京Vは全得点の4分の3を後半に挙げており、前半の戦いも見どころだ。
15:00 大分トリニータ vs ロアッソ熊本(J2)
2位の大分と11位の熊本が3連勝をかけて激突する“九州ダービー”。この両チームと言えば終盤に2得点を挙げた熊本が勝ち上がった、昨季のJ1参入プレーオフ1回戦が記憶に新しい。その試合でゴールを決めたFW粟飯原尚平を出場停止で欠く熊本は、新たなポイントゲッターとなっているFW石川大地に期待。対する大分は打ち合いを制した前節の勢いに乗り、ホームでリベンジを期す。
16:00 柏レイソル vs 横浜FC(J1)
柏はGWの3連戦で1勝2分と負けなし。前節はGK松本健太が好セーブを連発し、勝点1獲得に大きく貢献した。一方、ここまでの総得点はJ1最少の「8」。FWフロートやMF仙頭啓矢の欠場が続くだけに、総得点の半分となる4得点と孤軍奮闘を続けるFW細谷真大には一層の期待がかかる。
横浜FCは前々節に今季初勝利を飾ったものの、前節はヴィッセル神戸に0-3の完敗。自陣でのミスから失点を重ねてしまっただけに、この下位直接対決ではクリーンシートを達成した前々節の戦いをもう一度再現したい。また、前線では7試合ぶりの得点を狙うFW小川航基に要注目だ。
17:00 水戸ホーリーホック vs 栃木SC(J2)
待望のホーム初勝利を挙げた水戸は、今節の栃木、次節の群馬と2戦連続の“北関東ダービー”。U20日本代表に選出されたDF松田隼風、GK春名竜聖が今後は不在となるが、昨季の北関東王者に輝いた意地を見せられるか。対する栃木は前節敗れたものの、DF岡﨑亮平、DF大谷尚輝の復帰が追い風。終盤に見せた猛攻もチームに勢いを与えそうだ。
5月14日(日)
13:00 マイナビ仙台レディース vs アルビレックス新潟レディース(WE)
ホーム2連勝を狙う5位のマイ仙台はFW松窪真心に注目。引き分けた前節はチャンスを生かせなかったが、自身5試合ぶりのゴールを奪って勝点3をもたらしたい。対する新潟Lは今季初の連勝を達成。その内訳はINAC神戸レオネッサ、サンフレッチェ広島レジーナと上位陣だったことで、大きく自信をつけた。最下位脱出も見えてきたなか、粘り強い守備で再び完封勝利となるか。
13:00 INAC神戸レオネッサ vs 三菱重工浦和レッズレディース(WE)
首位の浦和と勝点差「4」で追う2位・I神戸が対戦する大一番。浦和はここまで15試合中13試合で複数得点を記録する爆発力が強み。今節を含めて残りは5試合とあって、勝てば優勝へ大きく前進する。対するI神戸は今季浦和にリーグ戦、皇后杯で2戦2勝。その2試合で1ゴール2アシストと勝利に直結する活躍を披露したDF守屋都弥は、この試合でもキープレーヤーとなりそうだ。
13:30 鹿島アントラーズ vs 名古屋グランパス(J1)
鹿島は4試合連続の完封勝利で4連勝。序盤戦の不調から完全に立ち直り、国立競技場を舞台とする「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」に臨む。DF植田直通とDF関川郁万のCB陣が鉄壁の守備を見せ、FW鈴木優磨が試合を決めるという好循環が続く中、この上位対決でも真価を発揮したい。
対する名古屋も9試合負けなし。前節までは3試合連続ドローと足踏みが続いたが、1-0の完封勝利で再び上昇気流に乗ることができた。30年前のJ開幕戦と同じ「オリ10対決」に臨む今節は、DF藤井陽也に注目。相手のキーマン・FW鈴木優磨を封じ、前節に続く無失点に貢献できるか。
13:30 京都サンガF.C. vs セレッソ大阪(J1)
京都は川崎フロンターレ、横浜F・マリノスと昨季の2強に連敗。前節はDF福田心之助にJ1初得点が生まれたものの、今季最多の4失点を喫してしまった。それでも、C大阪相手には今季ルヴァン杯で2戦2勝。4試合未勝利の現状を払拭し、ホームのサポーターに白星を届けられるか。
C大阪は前節、鹿島アントラーズに0-1の敗戦。悪条件のピッチに苦しむと、CKから決勝点を許してしまった。ルヴァン杯のリベンジを期す今節はDF山中亮輔に注目。対面が予想される京都のキーマン・FW豊川雄太を封じ、前々節にも決勝点を演出した左足のクロスから突破口を開きたい。
13:30 アビスパ福岡 vs サガン鳥栖(J1)
福岡は前節、サンフレッチェ広島に1-3の逆転負け。前々節は完封勝利を飾ったが、ここ数試合は複数失点が続いているだけに、この「九州ダービー」では本来の堅守を取り戻したい。一方、前線ではFW山岸祐也が2試合連続得点中。抜群の連係が光るFW佐藤凌我との2トップは今節も注目だ。
鳥栖はGWの2試合を連敗で終えたものの、10日の浦和レッズ戦で2-0の勝利。MF長沼洋一、MF手塚康平といった途中出場の選手たちが結果を残し、GK朴一圭も好セーブを連発して勝点3獲得に貢献した。昨季は2試合ともにドロー決着となったが、ライバルを下して今季初の連勝を狙う。
13:30 アルビレックス新潟 vs 横浜F・マリノス(J1)
新潟は前節、柏レイソルと0-0の引き分け。終始優勢に進めた試合で勝点3を奪うことはできなかったが、連敗を「3」で止めたことは収穫だ。そして今節は松橋力蔵監督にとって、選手・指導者として所属した特別な古巣との初対戦。この試合も流儀を貫き、昨季王者にアップセットを狙う。
一方、横浜FMは2連勝で6試合負けなし。ここ2試合は本職の右WGに入ったFWヤン・マテウスが計5得点に関与する大活躍を見せている。また、今季初の3連勝を狙う今節はDF松原健に注目。右SBは選手層が薄くなっているだけに、この古巣対決でも攻守に存在感を示したい。
13:30 いわきFC vs ブラウブリッツ秋田(J2)
いわきは前節、1-9の大敗を喫して最下位に転落。昨季から全試合出場を続けてきたMF宮本英治が秋田戦では出場停止となるが、まずは先週のショックからリカバリーを図りたい。対する秋田は前から圧力をかけて2ゴールを奪い、4試合ぶりの勝利。FW青木翔大に初得点が生まれたことも明るい材料と言えるだろう。スタイルが近い両チームによる“東北ダービー”は、J2唯一の日曜開催となる。
14:00 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs ちふれASエルフェン埼玉(WE)
首位の三菱重工浦和レッズレディースを大いに苦しめたものの、勝点1を分け合った3位・東京NBは浦和との勝点差「9」を詰められず。残りは5試合と厳しい状況になったが、目の前の一戦必勝で逆転優勝への可能性をつなげていきたい。対するEL埼玉はMF吉田莉胡が3試合連続ゴール中。積極的な守備からチャンスをつくり、0-3で敗れた前回対戦の雪辱を果たせるか。
16:00 浦和レッズ vs ガンバ大阪(J1)
浦和はアル・ヒラルとの激闘を制し、史上三度目のACL制覇を達成。ただ、アジア王者として臨んだ直近のリーグ戦は0-2で敗れ、2月下旬以来の公式戦敗戦となった。前節は決勝第2戦からメンバーの入れ替えを最小限に収めただけに、中3日で迎える一戦で指揮官はどんな11人をチョイスするか。
G大阪は3連敗中。今節は家庭の事情により一時帰国したMFネタ・ラヴィが欠場となるだけに、不動のアンカーの穴をいかに埋めるかがカギを握る。注目はMF山本理仁だ。ここまでは1試合の先発にとどまっているが、正確な左足で試合を作り、大黒柱の不在を感じさせないプレーを見せたい。
<12日の対戦カード>
19:30 FC東京vs川崎F(J1)
<13日の対戦カード>
13:00 千葉LvsN相模原(WE)
13:00 岡山vs大宮(J2)
13:00 YS横浜vs相模原(J3)
13:00 奈良vs FC大阪(J3)
13:15 山口vs徳島(J2)
14:00 大宮VvsAC長野(WE)
14:00 神戸vs広島(J1)
14:00 甲府vs千葉(J2)
14:00 金沢vs長崎(J2)
14:00 清水vs藤枝(J2)
14:00 磐田vs群馬(J2)
14:00 仙台vs山形(J2)
15:00 湘南vs札幌(J1)
15:00 東京Vvs町田(J2)
15:00 大分vs熊本(J2)
16:00 柏vs横浜FC(J1)
17:00 水戸vs栃木(J2)
18:00 長野vs松本(J3)
<14日の対戦カード>
13:00 マイ仙台vs新潟L(WE)
13:00 I神戸vs浦和(WE)
13:00 鳥取vs沼津(J3)
13:30 鹿島vs名古屋(J1)
13:30 京都vsC大阪(J1)
13:30 福岡vs鳥栖(J1)
13:30 新潟vs横浜FM(J1)
13:30 いわきvs秋田(J2)
13:30 八戸vs岩手(J3)
13:30 今治vs愛媛(J3)
13:30 鹿児島vs琉球(J3)
14:00 東京NBvsEL埼玉(WE)
14:00 富山vs福島(J3)
14:00 讃岐vs岐阜(J3)
14:00 北九州vs宮崎(J3)
16:00 浦和vsG大阪(J1)