【鹿島】岩政大樹監督、ホーム初勝利へ決意「サポーターと選手の熱量で」 G大阪と名門対決
鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が28日、ホームでのガンバ大阪戦(29日、カシマ)に向け取材に応じ、ホームでの今季初勝利と連勝を誓った。
岩政監督にとってG大阪は「僕が選手だったときの最大のライバルの1つ」。鹿島とG大阪は、ともにJリーグ発足時からリーグに加入している「オリジナル10」で、国内だけでなくアジア制覇も成し遂げた名門だが、鹿島は現在13位、G大阪は16位と苦しんでいる。
指揮官は「そこからある意味、うちと似たような状況にあるクラブかなと勝手に共感したり、いろんなことを想像したりする。お互いに、正しいチームを作りながら少しずつ形になってきているところだと思う」と現状を口にし、「技術的に非常に高い選手がたくさんいる。いつも抑えるの大変ですし。明日もそういうゲームになる」と警戒した。
鹿島は23日のアルビレックス新潟戦で快勝し、リーグ戦の連敗を4で止めた。伝統の4-4-2の布陣で、攻守で「鹿島らしさ」を発揮。岩政監督は「新潟戦からアップデートまではいかないが、明確にしたところがある。自分たちのベースの確認はできた。試合の中で戦い方の絵が見えたのは感じる」と手応えを口にした。
今季はまだ、リーグ戦でホームの白星はなく、連勝もない。それだけに「今年は何度も打ち砕かれそうになる心を、サポーターの皆さんと選手の熱量で乗り越えてきた。今回はそういう試合にしたい」と、ホーム初勝利へ強い決意を示した。