【一挙プレビュー】得点ランク単独1位のA・ロペス擁する横浜FMか、前半戦の山場迎える名古屋か…鹿島vsG大阪の“オリジナル10対決”も注目! | Jリーグ&WEリーグ

4月29日から30日にかけて開催されるJリーグとWEリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの8試合、J2リーグの11試合、WEリーグの5試合が各地で開催される。

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4月29日

12:00 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs ちふれASエルフェン埼玉(WE)

3試合無失点が続いていた千葉Lは前節セットプレーから2失点。一方でWEリーグ初得点をマークしたMF今井裕里奈のもたらす推進力は、今後に向けて明るい材料となった。対するEL埼玉はMF瀬戸口梢のゴラッソで奪った1点を守り切り、今季5勝目。千葉Lとの前回対戦では最終ラインの裏を突いて3得点を奪っており、FW祐村ひかるらのスピードが武器となりそうだ。

14:00 三菱重工浦和レッズレディース vs ノジマステラ神奈川相模原(WE)

清家貴子猶本光の日本代表MFが揃って得点し、連勝を「7」に伸ばした首位の浦和。上位陣との直接対決が待つ5月へ向け、しっかりと3ポイントを積み上げたい一戦だ。一方、4位のN相模原も今節の浦和戦をはじめとして、“3強”と対戦する勝負所を迎えている。現時点で3位との勝ち点差は「12」開いているが、優勝争いをかき回す存在となれるか注目が集まる。

14:00 大宮アルディージャVENTUS vs アルビレックス新潟レディース(WE)

INAC神戸レオネッサに敗れた大宮Vは5試合勝利なし。ただ、相手の猛攻を1失点でしのいだことはポジティブな点で、ホーム連戦の今節にもその手応えをつなげていけるか注目したい。新潟Lの前節は、FW道上彩花の2ゴールで追いつき勝ち点1を獲得。復帰したエースに加え、初出場を果たしたルーキーのMFブラフシャーンも、巻き返しを狙うチームの助けとなるはずだ。

14:00 横浜FC vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)

横浜FCは前節、1-1の引き分け。昨季のJ1昇格に貢献したGKスベンド・ブローダーセンが初出場、欠場が続いていたMFユーリ・ララも復帰を果たすなど、外国籍選手の起用にメドが立ったことは大きい。過去4戦全敗の相手に挑む今節、待望のJ1復帰後初勝利をつかめるか。

札幌は2点リードを守り切れず、痛恨のドロー決着。GK菅野孝憲が開幕節以来の復帰を果たしたことは朗報だが、5試合で14失点を喫している守備の再建が求められる。一方、前線ではMF浅野雄也やMF金子拓郎が好調。FW小柏剛の欠場が続くだけに、2人のレフティーにかかる期待は大きい。

14:00 セレッソ大阪 vs サンフレッチェ広島(J1)

C大阪は今季初の完封勝利で初の連勝。MF香川真司が先発に定着した直近6試合は4勝1分1敗と勝ち点を重ねており、香川自身も4試合連続のフル出場と好調を維持している。昨季はルヴァン杯決勝を含め、4戦4敗と悔しさを味わった相手にリベンジを果たし、次節の“大阪ダービー”を迎えたい。

広島は前節の敗戦により、連勝が「5」でストップ。大半の時間帯で主導権を握ったが、FKとカウンターから喫した前半の2失点が大きく響いた。ただ、アウェイのC大阪戦は現在5連勝中。そして、昨季相性の良さを発揮したFWピエロス・ソティリウの起用法にも注目が集まる。

14:00 ヴィッセル神戸 vs 湘南ベルマーレ(J1)

神戸は前節、2-3の敗戦。それでも、昨季王者の横浜FMを追い詰めた90分は今季の躍進を裏付ける好内容だった。そして、特に存在感が光るのがFW大迫勇也。抜群のポストワークで起点を作り、2試合連続得点中と攻撃を牽引しているエースに今節もうまくボールを供給したい。

対する湘南は3試合連続の引き分け。ただ、3位の横浜FM、2位の名古屋と互角に渡り合ったことは確かで、今節は満を持して首位チームに挑む。注目はFW町野修斗だ。前節はPKで3試合ぶりの得点。共に今季6得点を記録している大迫とのエース対決で真価を示したい。

14:00 ベガルタ仙台 vs 大分トリニータ(J2)

仙台の前節はFW中山仁斗の投入から立て続けに得点して一時逆転に成功したものの、終盤に再逆転を許し敗戦。14位に順位を落として迎える今節は、第2節以来のホーム戦白星が求められる。2位の大分も前節、勝てば首位に再浮上できる一戦を落として今季初の連敗。内容面でも課題が多く残る試合となってしまったが、昨季シーズンダブルを達成した仙台戦を復調の契機としたい。

14:00 ブラウブリッツ秋田 vs ファジアーノ岡山(J2)

秋田は前節、今季最多の4失点で上位対決に敗れて8位に後退。今節は出場停止のMF諸岡裕人、契約により出場不可のDF阿部海大を欠くが、丹羽詩温らFW陣にゴールが生まれた収穫をつなげたい。岡山は初先発のFWチアゴ・アウベスが豪快な先制点を奪うも、直後に追いつかれて6試合連続の引き分け。昨季は徳島の最多引き分け記録が話題となったが、今度こそ“沼”から脱出できるか。

14:00 モンテディオ山形 vs レノファ山口FC(J2)

前節に連敗を「8」で止める勝利を挙げた山形は、2得点に絡んだMF田中渉がキーマン。昨季まで1年半在籍した山口では55試合に出場するなど大きく飛躍を遂げ、活躍で感謝を示したい一戦となる。対する山口は先発を6人変更した前節に1-1で引き分け、大量失点が続いていた流れをストップ。良い距離感でボールを動かす時間が長かったことも収穫で、今節は5試合ぶりの白星を狙う。

14:00 いわきFC vs V・ファーレン長崎(J2)

いわきは前節、立ち上がりの失点が最後まで響いて敗戦。DF嵯峨理久が戻ってきた一方でDF石田侑資、FW有田稜が負傷交代となり、この3連戦はこれまで以上にチームの総力が求められそうだ。対する長崎は今季2度目の3連勝で3位に浮上し、上位2チームを射程圏内に捉えた。FWフアンマ・デルガドをはじめとして好機をモノにする決定力の高さが際立っており、前回は阻まれた4連勝に挑戦する。

14:00 ザスパクサツ群馬 vs ヴァンフォーレ甲府(J2)

ホーム連戦の7位・群馬はGK櫛引政敏に注目。度々のシュートストップで相手の前に立ちはだかった前節をはじめ、今季ホーム5試合中4試合で無失点を記録する堅守の立役者となっている。4位の甲府は首位の町田を撃破し、町田と勝ち点「3」差に接近。美しい連携の決勝点、1-0の逃げ切り完遂と内容面も収穫が多く、今節の上位対決にも良い流れをつなげていきたい。

14:00 FC町田ゼルビア vs ロアッソ熊本(J2)

開幕からの7試合で目標の「15」を4上回る勝ち点を獲得した首位の町田だが、以降は1勝1分2敗とペースが鈍化。FWミッチェル・デュークの不在が響くなか、前節途中出場したMF下田北斗の復帰は明るい材料となった。熊本の前節は0-2から終盤に追いつき勝ち点1を獲得。今季先制された試合では全て敗れていたが、交代カードを使いながら跳ね返す力強さを見せたことは町田戦にもつながるはずだ。

14:00 清水エスパルス vs 栃木SC(J2)

6-0、3-0と敵地の連戦で圧勝を収め、清水が上位の背中を捉えつつある。秋葉忠宏監督が就任後の4試合で得点を記録した選手は実に11人を数えており、その破壊力は“本命”の本領発揮といっていいだろう。対する栃木は前節、開始早々に奪った1点を守りきり3勝目をつかんだ。昨季はアウェイで挙げた7勝全てにおいて無失点。清水の超強力攻撃陣にも、粘り強い守備で応戦する。

14:00 ジュビロ磐田 vs 徳島ヴォルティス(J2)

公式戦9連戦を白星で締めくくった磐田は9位に浮上。前節は相手GKの好守に阻まれたもののMFドゥドゥが積極的な姿勢を見せており、強烈な右足はこの試合でも脅威となりそうだ。徳島は前節、3試合連続の無得点に終わったが、ゴール前へ迫るシーンもあり内容は向上。DFカカが出場停止で不在の今節こそ初勝利をつかめるか。磐田、清水と続く“降格組”との2連戦をターニングポイントとしたい。

15:00 AC長野パルセイロ・レディース vs サンフレッチェ広島レジーナ(WE)

4週間ぶりのリーグ戦を迎えるAC長野は、前週のトレーニングマッチでFW川船暁海がゴールを量産。チームがここまでリーグ最少得点にとどまっているなか、起爆剤としての期待は大きい。前節6試合ぶりの黒星を喫したS広島Rは、昨季まで所属した古巣との対戦に臨むMF瀧澤千聖に注目。慣れ親しんだスタジアムを沸かせるべく、開幕節以来となる今季2点目を狙う。

15:00 柏レイソル vs 京都サンガF.C.(J1)

柏は開幕9試合でわずか1勝。依然として苦しい戦いが続くものの、直近のホームゲームでは初勝利を飾っただけに、もう一度好転のきっかけを手にしたい。キーマンはFW細谷真大。チームはここまでJ1最少の5得点にとどまっており、若きエースをいかに生かすかが得点力改善のカギだ。

京都は前節、前半の3失点が響いてホームで敗戦。ただ、退場者を出した後半も猛攻を仕掛け、最後は1点差まで迫った粘り強さを今節につなげたい。注目は2試合連続ゴール中のFW豊川雄太。激しいチェイシングでチームにスイッチを入れ、この試合も攻守に存在感を発揮したい。

15:00 FC東京 vs アルビレックス新潟(J1)

FC東京は前節、2-1で勝利。FKと速攻から効率的に得点を奪い、5試合ぶりの勝利をつかんだ。そして、初の連勝を狙う今節はMF小泉慶に注目。ここまで全試合フル出場を続け、豊富な運動量で中盤を支える“鉄人”は、久々の古巣戦でどのようなプレーを見せるか。

新潟は前節、0-2の敗戦。今節は現在のスタイルの土台を築いた元指揮官との対戦を迎えるだけに、自分たちの良さをもう一度取り戻したい。ここ2試合は前半に2失点を喫して追いかける展開を強いられており、今節は先制点の行方が勝利のポイントとなりそうだ。

15:00 横浜F・マリノス vs 名古屋グランパス(J1)

横浜FMは前節、一時は0-2とビハインドを負ったが、そこから試合をひっくり返し、首位の神戸を相手に王者の底力を示した。また、2得点で逆転勝利に貢献したFWアンデルソン・ロペスは得点ランク単独1位に浮上。上位連戦となる今節も、決定力の高さを見せられるか。

名古屋は反対に2点リードから追いつかれ、首位浮上のチャンスを逸する結果に。ただ、速攻やセットプレーが機能していることは明るい材料で、今節も2つの武器を最大限に生かしたい。また、次節には神戸との対戦も控えており、GWの2試合は前半戦の大きな山場だ。

15:00 ジェフユナイテッド千葉 vs 大宮アルディージャ(J2)

前節連勝を狙った20位・千葉だが、2点のリードを守れずに引き分け。ただ、昨季まで武器にしていたセットプレーから先制点を奪えたことは今後に向けて大きな自信となったはずだ。3連敗で17位に後退した大宮は、昨季から続くアウェイゲームでの連敗を「8」で止めたいところ。相手に押し込まれた時間帯をどれだけ耐えられるかが、勝ち点3をつかむための鍵となる。

17:00 アビスパ福岡 vs 川崎フロンターレ(J1)

福岡は前節、2点のビハインドから引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を獲得。現在は3試合連続で2得点を奪っており、攻撃面で確かな成果を挙げている。また、ホームでは今季4戦全勝。4試合とも終盤に決勝点が生まれる劇的な展開となっており、今節もホームでドラマを起こせるか。

対する川崎Fは3試合勝利なし。前節は今季初めて先制点を奪ったものの、リードを守りきることができなかった。ただ、MF脇坂泰斗に今季初得点が生まれたことは収穫で、昨季出場機会に恵まれなかったMF瀬古樹も存在感を発揮。相手の堅守を攻略し、嫌な雰囲気を一掃したい。

17:00 水戸ホーリーホック vs 東京ヴェルディ(J2)

第6節以降、ホームでの大敗とアウェイでの完封勝利を交互に繰り返している水戸。逆境から立ち直る強さは十分に証明しているだけに、本拠地での今季初白星へ期待が集まる。一方の東京Vは前からのプレッシャーを剥がされる形で失点を喫し、2連敗で5位に転落した。「失点しない自分たちらしさをサポーターにお見せしたい」とは城福浩監督のコメント。堅守を取り戻せるか注目だ。

19:00 INAC神戸レオネッサ vs マイナビ仙台レディース(WE)

WEリーグでは初となる、J1とのダブルヘッダーが開催される。3試合ぶりの勝利を収めたI神戸は2位をキープ。勝ち点1差で肉薄する3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザの試合がない今節は、再び差を広げるチャンスだ。対する5位のマイ仙台は前節敗れたものの、FW松窪真心が鋭い抜け出しから度々好機を創出。18歳のストライカーには、注目のナイトゲームで主役を担う予感が漂う。

19:00 鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪(J1)

鹿島は前節、2-0で白星を獲得し、連敗を「4」でストップ。FW鈴木優磨が1ゴール1アシストの活躍を見せ、ようやく悪い流れを断ち切った。また、初先発となった3選手も役割を果たすなど、岩政大樹監督のプランも見事に的中。今節は昨年8月以来となるホーム白星を狙う。

G大阪は前節、終始圧倒的に攻め立てたが、シュートが4度ポストに嫌われる不運に見舞われ、最下位の横浜FCを相手に手痛いドローとなった。「後は決めるだけ」という90分を経て、J1アウェイ通算200勝が懸かる今節はどんな戦いを見せるか。“オリジナル10対決”を制し、浮上のきっかけを得たい。

4月30日

https://www.dazn.com/ja-JP/news

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