G大阪に思わぬ“12番目の敵”…最下位横浜FCと痛み分け
◇明治安田生命J1リーグ第9節 G大阪1―1横浜FC(2023年4月23日 パナソニックスタジアム)
G大阪は突如出現した“12人目の敵”に苦しめられた。最下位・横浜FCとホームで1―1のドロー。今季2勝目を逃した。
幸先良いスタートは切った。3月12日の広島戦以来リーグ5試合ぶりのスタメン復帰を果たしたFW宇佐美貴史(30)が前半13分、MFファン・アラーノのグラウンダークロスを右足で合わせて今季3得点目となる先制点を奪った。宇佐美は簡単にマークを外してしまい、同43分の失点につながるCKの起因になってしまったが、それでも攻撃陣の先頭に立ちけん引した。そこで思わぬ難敵が顔を出してきた。
攻勢を強めた後半34分、ゴール前でこぼれ球に反応して右足を振り抜いた。シュートはDFに当たってバーに直撃。その2分後にはエリア内に侵入して左足シュート。それもバーに直撃して乾いた音を響かせた。さらに42分にはポスト直撃弾。宇佐美の3連続だけではなく、山見のシュートも含めて短い時間で4度もゴールマウスに嫌われた。
最下位・横浜FCとの勝ち点差を拡げたかったが痛み分け。次戦は敵地で鹿島と戦う。