G大阪ポヤトス監督が求める“侍魂”「勝ちたい気持ちを全面に出す」15日・リーグ京都戦
15日にリーグ京都戦(サンガS)を迎えるG大阪のダニエル・ポヤトス監督(44)が“侍スピリッツ”を求めた。「面と向かった時、生死を懸けた戦いがある。日本人の奥底に眠っている侍精神は絶対に失ってはいけないもの。これは欧州にも通じるし好んでいる」。今季初のリーグ2連勝へ向けて、相手にも己にも負けないメンタル面の強さを求めた。
ルヴァン杯FC東京戦(5日)、リーグ川崎F戦(9日)で圧勝。その前段階として前半だけで4失点したリーグ湘南戦(1日)がある。「ネバーギブアップの精神が見えなかった。自分たちで手を下げた」。湘南戦後には自らが音頭を取って選手たちとミーティング。「サッカーの本質である泥臭く戦う気持ち。そしてグラウンドに入ったら全てが敵。良い人じゃいけない。勝ちたいという気持ちを全面に出す。その気持ちを確認した」。個々に思っていることを吐き出し、共通理解を深めることができた。
前日12日の公開練習で姿を見せなかったチュニジア代表FWジェバリについては「しっかり話し合って決めたい」と言いつつ「間に合うんじゃないかと自分は思っている」と前向きなコメント。対京都の昨年リーグ戦は2戦2引き分けに終わった。「我々は何も成し遂げていない状態。最近2試合が良くてもリミットを付けない。確信を持って勝利するチームにしなければいけないし、G大阪があるべき場所に戻るようにしていく」と鋭く目を光らせた。