リーグ戦初勝利のG大阪・ポヤトス監督「侍精神が必要、生死を懸けなぎ倒して勝つ」15日京都戦で連勝狙う
J1G大阪は13日、大阪府吹田市の練習場で15日の京都戦(サンガS)に向け調整し、今季から指揮を執るダニエル・ポヤトス監督が取材に応じ、選手らに「侍魂」を求めた。前節、川崎戦でリーグ戦7戦目にして初勝利。“京阪ダービー”へ向け、スペイン出身監督は「面と向かった時に、生死を懸けての闘いがある。そこでなぎ倒して勝ちたいという気持ちの面で侍精神はポジティブ」と、チーム上昇に“武士道”をとなえた。
日本と日本人を知るため、監督は歴史を勉強。日本人の根底にながれる「侍魂」がサッカーにも通じると感じた。「スポーツの面で侍精神は必要。日本の奥底に眠っている侍精神は絶対に失ってはいけないもの。これはヨーロッパにも通じるし好んでいる。目の前にいる敵に絶対に負けないんだという日本人の魂のところを日本文化から学んでいる最中」と、説明した。
ボールを保持するサッカーへと変革中。勝利は自信になるものの、G大阪の再建はまだ道半ばだ。「川崎戦はしっかりした内容で持ってるものを出しきって、勝利をつかみとってくれた。成長段階にこのチームはある。先日の勝利はチームにとってポジティブな要素を運んできてくれた」とうなずいた。
次節の相手、京都も上位を狙う攻撃的な強敵。連勝でさらにチーム浮上を目指す。「私たちG大阪はまだなにも成し遂げていない。私は何もリミットは付けない。もっと毎週末、勝つチームになっていかないと。確信を持って勝つチームになっていかないと。G大阪があるべき価値ある場所をもう一度、目指さないといけない。強いメンタルを養っていかないといけない」と、意気込んだ。