関西学生1部大阪学院大がG大阪との練習試合に惜敗 実好礼忠監督「タイトル獲得を目指したい」
<練習試合:G大阪2-1大院大>◇10日◇大阪・万博練習場
関西学生リーグ1部の大阪学院大が、ガンバ大阪と練習試合を行い、1-2で惜敗した。
大院大は前日9日、今季の関西学生リーグ開幕戦で関西福祉大に3-1と勝利。連日の試合となったが、J1との対戦に、そのままの先発メンバーで臨んだという。
試合は2点を追う後半、大院大は徳島ユース出身のMF四宮悠成(3年)のゴールで1点差に迫るなど、昨年の総理大臣杯準優勝の意地を見せた。
現役時代はG大阪一筋で、J1通算236試合1得点を誇る名DFだった実好(さねよし)礼忠監督(50)は「Jリーグを相手にメンバーは落とせなかった。プロへのリスペクトは絶対にしなといけない。選手たちもモチベーションがあるから、疲れを吹っ飛ばしてくれた」と、善戦の内容を喜んだ。
同監督は現役引退後、G大阪でコーチ、U-23監督、ユース監督などを歴任。京都サンガなどJクラブで監督を務め、昨年1月から大院大で指揮を執っていた。
この日のG大阪は、今季の出場機会が少ない選手が中心とはいえ、DF藤春、MF倉田、山本理、福田、FW食野、山見らそうそうたる顔ぶれ。
かつての教え子だった食野、福田らがあいさつに訪れるなど、現在も選手からの人気が高い実好監督は「G大阪はアグレッシブなサッカーで、ボールを大事にするポヤトス監督の下で、よくなっていると思う。昨日は勝ってくれて、うれしかった」と、今季初勝利を挙げた9日の川崎F戦の結果を喜んだ。
大院大で就任2年目となる指揮官は、今季の目標について「タイトル獲得を目指したい。目の前の1つ1つの大会で(全国大会の出場権など)何かを取れるようにしたい」と、結果にこだわる。