[MOM869]法政大MF細谷航平(4年)_「なんとか気持ちで」土壇場ヘッドでドローに持ち込む

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [4.8 関東大学L1部第2節 国士舘大2-2法政大 国士舘大G]

敗色濃厚だったチームを救った。後半44分、法政大は左サイドでCKを獲得すると、ゴール前にこぼれたボールをMF浅野直希(2年=G大阪ユース)が上げ直す。これに思い切って飛び込んだMF細谷航平(4年=広島ユース)が頭で押し込み、劇的なドローに持ち込んだ。

「直希がシュートを打ちそうだったので、ボレーを押し込もうと思ったけど、いいボールが来たので、なんとか気持ちで押し込めたかなと思います。でもチームが勝つためにはDFラインがゼロで抑えないといけない。そこはもっと課題に真摯に向き合いたいと思います」

今春のデンソーカップチャレンジでは、関東選抜Aにも選出された注目選手。オフシーズンには古巣でもあるサンフレッチェ広島のキャンプにも参加。「一番は個の強さを感じた。それは上げていかないといけないなと感じました」と大いに刺激を受けて帰ってきた。

「サンフレに戻りたいという思いで3年間やってきた。ただそこだけにとらわれずに、目の前のことをやろうと思っている。プロになって活躍したい。そのためにも先を考えずに、今できることをやっていきたいです」

法政大は昨年のDFラインを担ったDF落合毅人(清水)やDF萩野滉大(岐阜)、DF白井陽貴(長崎)らが卒業。MF島田春人やMF松村晃助、高校選抜で欧州遠征中のFW小湊絆といった前線の選手に有力な新入生が入ったことで、DFラインの安定が上位進出への鍵を握ることになりそうだ。

CBに入った細谷も「前にいろんな選手がいてチャンスを作れる分、後ろが安定しないといけない。もっと危機感を持ってやっていきたい」と話すと、「次はゼロで抑えて勝ちたい」と力強く話した。

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