川崎・鬼木達監督がG大阪戦に「自分たちからアグレッシブに攻撃的に」! 直近試合で内容向上も、選手選考は「ホームとアウェイという違い」も考慮
4月9日にアウェイに乗り込んでガンバ大阪と対戦する川崎フロンターレの鬼木達監督が7日、取材に応じた。
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直近のリーグ戦である4月1日の北海道コンサドーレ札幌戦ではそれまでの5戦未勝利から脱出する今季2勝目を劇的な形で奪い、5日に等々力競技場で行われたルヴァンカップの浦和レッズ戦では引き分けたものの良い内容をピッチの上で表現することができた。
指揮官は、「連勝が非常に大事になりますので、リーグ戦の札幌のゲームをつなげていきたい」としたうえで、「ルヴァンカップも勝てはしませんでしたけど、いろんな選手がチームのためにという思いを出してくれたので、それもつなげていければ」と、いい流れを継続する意欲を示した。
2試合を通してさまざまな選手を起用したが、「もう1回、ガンバのゲームをしっかり分析して、プラスで、この2試合のパフォーマンスも合わせていければ」と総合的な判断をするとし、さらに、「ホームとアウェイという違いもあります」と、浦和戦とは異なる雰囲気の中でのゲームを想定している。
今季から新しくポヤトス監督が指揮するガンバだが、ここまで勝利がない。しかし、「悪いというよりも、内容は非常にいいものも感じます」と冷静に分析。そのうえで、「お互い、結果のところで少し出てないところもありますけど、外国籍選手も含めて非常にいい選手が多いですし、組織だったいいチーム」と改めて警戒を示した。
■「受けるのではなく、自分たちからアグレッシブに攻撃的に」
ガンバ大阪の戦い方を分析はするものの、それは保守的な姿勢から来るものではない。あくまでも、「受けるのではなく、自分たちからアグレッシブに攻撃的に」行くためのもので、「攻撃もそうですし、守備もそういう風に入れるように選択していきたいと思います。選手選考もそういうのをベースに考えていかなければいけない」と語気を強めた。
両チーム、ここまで勝利が縁遠い境遇にいるが、その分岐点について、「ゴールだと思います」と考えを明かした。「最後のところでしっかりと決めきれるかどうか」と話す指揮官は、「この数試合もそうですけど、ゴールへのこだわり、質のところですね。チャンスのようで本当にビッグチャンスになっているかと言われたら、そうではないところもありますので、それをしっかりと大きいチャンスとして増やしていくところ」と、決定機創出にこだわる姿勢を見せた。
一方で、「本来はチャンスになるところがピンチになる場面もありますので、そこら辺をしっかりとジャッジしながら、判断していければ」ともイメージを膨らませた。
川崎はここまで2勝2分2敗と星は五分。しかし、その2勝はいずれもアウェイで奪ったもの。このアウェイ戦でも白星を掴み、“お腹吹田”と大阪グルメを食らうフロサポをさらに満たしてみせる。