【G大阪】宇佐美貴史「積もり積もった借りはチームとして返したい」9日川崎F戦で復帰へ
けがで約1カ月離脱していたガンバ大阪の元日本代表FW宇佐美貴史(30)が、9日の川崎F戦(パナスタ)で復帰する見通しとなった。本人が8日、大阪・吹田市内での練習後に取材に応じた。
3月12日の広島戦で右太もも裏を痛め、その後は公式戦4試合を欠場していた。
この日、ポヤトス監督から「(試合に)一緒に連れて行く」と公表された背番号7は「勝ちたいのはどの試合もそうだが、苦汁をなめさせられている相手。もちろん、積もり積もった借りは、チームとして返したい」と言い切った。
川崎Fとは通算14勝7分け15敗と、ほぼ互角の対戦成績を残すものの、19年3月の勝利を最後に7戦未勝利(2分け5敗)が続く。
宇佐美自身は、昨年3月の同じホーム川崎F戦で右アキレス腱(けん)を断裂しているが、「いや、まったく」と、個人の思いは消去した。
今季リーグ戦のG大阪は、ここまで3分け3敗の16位に低迷するが、直近の5日ルヴァン杯FC東京戦では、3-0と今季最高の内容で圧勝した。
「この前の試合のようなサッカーができれば、おのずと自分が輝ける、よさを出していける機会も増える。ルヴァン杯でよくて、リーグ戦でだめというのでは話にならない。自分が出るなら継続させていけるように。チームの最大のテーマと思う」
約2万人の観客動員を見込むホームで、主将の宇佐美が今季初勝利へとけん引する。