G大阪・宇佐美貴史が語るクラブの問題点「たとえ嫌われても…」9日の川崎戦で約1か月ぶり復帰予定
G大阪MF宇佐美貴史が右太ももの負傷から復帰し、9日の川崎戦(パナスタ)でメンバー入りすることが8日、決まった。3月12日の広島戦で負傷し、慎重に調整を続けてきたが「もう違和感も完全にないですし、痛みや気にするところはない」と語った。
チームはここまでリーグ戦で3分け3敗と未勝利。さらに川崎戦は19年以来勝利がなく、リーグ戦では7戦未勝利(2分け5敗)と分が悪い。宇佐美は「どの試合でも勝ちたいですけど、特に苦渋をなめさせられている相手。積もり積もった借りをチームとして返したい」と語り、今季初勝利を見据えた。
今季はポヤトス監督が就任し、ボール保持率のアップやスムーズな攻撃の形も出始めているが、6試合で15失点という守備の崩壊で結果が出ていないG大阪。宇佐美は現状のチームが抱える問題点について「サッカーは変わっていますけど、メンタリティーはもっと変えていかなければいけない」と主張。ミスからの失点や、先制点を与えてチームが意気消沈する部分などを例に挙げ「これはチームに求めるイコール、自分自身にも求めているところ。逆境に打ち勝っていくために、自分自身も強く変わっていかなければいけない」と話した。
そのために、宇佐美自身も「もっと強烈に(チームを)リードしていかないといけない。たとえ嫌われても、言うべきところでしっかり言わないといけないし、もっと強く言わないといけないかもしれない」と思いを明かした。ホームの川崎戦は、昨季右アキレス腱を断裂したカード(22年3月6日)。その残像については「いや、もうまったく。怖さはない」とうなずいた宇佐美。今季から主将に就任したエースは、プレーと姿勢でチームをけん引する覚悟を示した。