G大阪ポヤトス監督 リーグ戦未勝利低迷も「ミスは改善のチャンス、道のりは間違っていない」5日ルヴァン杯・FC東京戦へ
J1G大阪は4日、大阪府吹田市の練習場で5日のルヴァン杯・FC東京戦(パナスタ)に向けて調整を行い、ダニエル・ポヤトス監督が取材に応じた。リーグ戦3分け3敗と開幕から未勝利で16位低迷と苦しむ中、1勝1分けのルヴァン杯で何とか浮上のきっかけをつかみたい。
指揮官は「自信をつけていく試合にしたい。グループリーグ突破になれば自信につながる。直近の結果は満足していないが、この状況もポジティブに考えながら分析していく。やりたいことは現場に現象として出ている」と前を向いた。
スペイン出身監督はボールを保持するサッカーに改革中。攻撃の形に成長を感じる一方で失点が多い。前節1日の湘南戦では前半で4失点、試合が壊れた。「うそはつけない。守備のところはもろいと自分自身も思っている」と痛感。若いDF陣の半田陸、江川湧清、黒川圭介らと話し合い、守備のところも改善を急ピッチで進めている。
今は生みの苦しみと捉えている。「人を扱っている。ミスがあった時に人としてチャンスができる瞬間。サッカーに限らず人生においても。ミスが起きたときは改善できるチャンス。結果も出ていない、プレーの展開も悪いのであれば自分自身も心配しないといけないと思うけれど、起こっている現象はいい現象が起きている。そこの部分に関してポジティブになれる。湘南戦も1-4で負けているけど、10チャンスくらいチームとして作れている。なんで悲しさだけを持って帰らないといけないのか。改善しないといけないのは事実。進んでいる道のりは間違っていない」と強気に語った。