G大阪、退任の森下仁志ユース監督の威圧的言動を「パワハラ認定」選手スタッフに複数回

G大阪は31日、ユースの森下仁志監督が指導の適正範囲を超えた不適切な言動があったとして退任となった件について、強化アカデミー担当の和田昌裕取締役と、松波正信アカデミーダイレクターが会見を行った。和田取締役は「指導として適切な範囲を超えた発言があった。そういう意味で、パワーハラスメントに該当すると考えています」と説明し、再発防止を誓った。

今年の2月28日、一部のアカデミー選手より情報提供があり、クラブが調査を開始。調査期間は森下監督に自宅待機を要請し、選手、スタッフ計39名から聞き取り調査を行った。また3月9日には森下監督にも聞き取りを実施。24日には指導の適正範囲を超えた不適切な言動を認定し、同監督も事実と認めたことで、ユース監督の退任を決定した。

暴言の具体的な発言内容等は未成年選手に配慮して明らかにはしなかったが、選手、及びスタッフに対して、21年の就任から継続して複数回の威圧的言動があったという。暴力はなく、プロとして活躍するため、サッカー指導の中で厳しさを求めた言葉だったというが、森下氏は「ご迷惑をおかけしたことを謝罪したい」と発言しているという。

ユース監督を3月30日付で退任した森下氏は現時点ではクラブに籍を残し、今後の処遇が検討される。ユースの新監督については、近日中に発表予定。またクラブ内の体制についても、今後の検討事項となる。

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