ガンバ大阪がユース監督の森下氏を解任…選手に不適切な言動

サッカーJ1のガンバ大阪は30日、ユース(高校年代)チームの指導に関して適正範囲を超えた不適切な言動があったとして、森下仁志監督(50)の退任を決定したと発表した。事実上の解任で、小野忠史社長は「適正範囲を超えた不適切な言動は絶対にあってはならないこと。ユース選手、保護者、関係者のみなさまにおかけした迷惑、心労について、深くおわび申し上げます。クラブに関わるすべての人が安心してアカデミー活動に取り組むことができる環境を整備すべく、再発防止を徹底していきます」などとコメントを出した。

森下氏はガンバ大阪やコンサドーレ札幌でプレー。2005年限りで現役を引退し、サガン鳥栖やザスパクサツ群馬で指揮を執った。21年から古巣のガンバ大阪でユースの監督を務めていた。

ガンバ大阪によると、今年2月28日、アカデミー(育成組織)の一部の選手から「指導の適正範囲を超えた不適切な言動がある」と情報提供があった。クラブは調査を開始するとともに、森下氏に自宅待機を要請。選手やスタッフ、森下氏本人から聞き取り調査を行うなどし、3月24日に不適切な言動を認定した。森下氏も事実と認めているという。ガンバ大阪では、アカデミー体制の見直しや社内教育の再徹底、相談窓口の強化、定期的なアンケートによるモニタリングなどを行い、再発防止に努めるという。

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