G大阪ユースの森下仁志監督が退任「不適切な言動が認められた」
ガンバ大阪は30日、ガンバ大阪ユースの森下仁志監督(50)について「指導の適正範囲を超えた不適切な言動が認められたため、ユース監督退任を決定しました」と発表した。なお新指揮官については、決定次第伝えられる。
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クラブの発表によると、2月28日に本件に関する情報提供があり、調査を開始。森下氏のユース選手およびアカデミースタッフに対する、指導の適正範囲を超えた不適切な言動(過大な要求や行き過ぎた指導)を認定し、同氏も事実を認めたことから、話し合いのうえで退任が決定した。
G大阪の代表取締役社長を務める小野忠史氏は、クラブを通じて「スポーツ指導者による指導の適正範囲を超えた不適切な言動は絶対にあってはならない事です。ユース選手、保護者、ご関係の皆様に、おかけしたご迷惑、ご心労につきまして、深くお詫びを申し上げます。弊クラブに関わるすべての人が安心してアカデミー活動に取り組むことができる環境を整備すべく、再発防止を徹底して参ります」とコメント。クラブは次のように報告している。
■経緯
▽2023年2月28日
ガンバ大阪ユース 森下 仁志監督の指導に関して、一部のアカデミー選手より「指導の適正範囲を超えた不適切な言動が見受けられる」とクラブに情報提供があり、調査を開始。また、当該事案の調査および審議が終了するまでの間、森下監督に自宅待機を要請。
▽3月1日
当該事案を公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に報告し、クラブ内調査を開始。
▽3月2日~3月8日
アカデミー選手とスタッフ計39名から聞き取りを個別に実施。
▽3月9日
森下監督から聞き取りを実施。
▽3月10日より
顧問弁護士と調査結果に基づき協議を実施。
▽3月24日
指導の適正範囲を超えた不適切な言動を認定し、同監督も事実と認めていることから、クラブとの話し合いの上でユース監督退任を決定。
■再発防止策
1.アカデミー体制の見直し
新たなユース監督につきましては決定次第、お知らせいたします。
2.社内教育の再徹底
アカデミースタッフを対象にセーフガーディング(児童や青少年が安心して活動できる環境づくりを促進し、危害から守るための取り組み)研修を実施いたします。
3.社内相談窓口の強化
アカデミー所属選手・監督・コーチ・スタッフがアカデミー部門以外にも相談を行える社内相談窓口を設置し、体制を強化いたします。
4.定期的なアンケートによるモニタリング等
アカデミー所属選手およびスタッフに対して定期的な面談やアンケートを行い、適切なモニタリング体制を構築いたします。