G大阪 パナスタでの大阪ダービー連敗を5でストップ 同点弾の食野「息子が僕のユニホームを…」

◇ルヴァン杯1次リーグ第2節 G大阪1―1C大阪(2023年3月26日 パナスタ)

両チーム合わせて7枚のイエローカードが出された乱戦となった今年初の大阪ダービーは引き分けとなり、G大阪は20年から続いていたパナスタでの大阪ダービー連敗を5で止める貴重な勝ち点1をもぎ取った。

前半はG大阪がシュート8本に対し、C大阪はわずか2本。スコアレスも、G大阪が押し込みつつ突入した後半7分に、右サイドでの連係が乱れた。パスミスからC大阪MF毎熊晟矢に自陣で回収されると、そのまま一人で駆け上がられて先制被弾。暗雲が漂った。

それでも、ここで屈しないのが今年の青黒軍団。後半アディショナルタイム突入直後の46分、同23分から投入されたFW食野亮太郎がペナルティーエリア手前の中央から左足を一閃し「ダービーには人一倍の思い入れがある。今日は俺がやる、と言い聞かせていた」と会心の同点弾。押せ押せムードで同50分にも決定機をつくり、再び背番号8が同点ゴールと同じような位置から左足を振り抜いたが、これは惜しくも枠を捉えられなかった。

勝ちきれなかったが、負けずに19年以来となるパナスタでの大阪ダービーで勝ち点をゲットしたことには大きな意味がある。食野は「昨日、4カ月の息子が僕のユニホームを見て“あーあー”と言ってて、“パパ頑張るわ”って言ってきたんですよ」と愛息の後押しがあったことを明かした。リーグ戦は今季未勝利だが、ルヴァン杯グループEでは首位をキープ。新米パパが持ち前の強気なプレーでチームを押し上げる。

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