A代表初招集の半田陸、世代屈指のSBは三笘から刺激「お願いしたい」ことも明かす

パリ五輪世代を牽引してきた男が、初のA代表入りを果たした。22日の練習後、DF半田陸(G大阪)は「個々のレベルは、ガンバとは全然違いますし、でもそういった環境で練習するほうが僕は好きなので。楽しく練習はやれています」と振り返った。

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半田は年代別代表の常連で、2019年U-17ワールドカップにはキャプテンとして出場した。現在はパリ五輪を目指すU-22日本代表メンバーとして大岩剛監督体制発足から名を連ねている。これまでモンテディオ山形一筋でプレーをしてきたが、今シーズンからJ1の舞台へ。G大阪では開幕節でフル出場すると、全5試合で出場を続けている。

2002年1月1日生まれの半田は、今回の招集メンバー26名の中で最年少。だが初のA代表入りでも、積極的に選手たちとコミュニケーションを取っているという。食事のテーブルではMF三笘薫と同席。「海外に行くべきということは言われますし、食事だったり、体のことだったり、聞いています」と刺激を受けているようだ。

世代屈指の対人の強さを誇る男は、三笘の突破力にも興味津々だ。まだマッチアップは実現していないようだが、「呼ばれた瞬間からそれはずっと思っていたところ。でも試合があって難しいと思うので、そこはタイミングを見ながらお願いしたいと思います」と1対1を依頼する隙をうかがう。

U-22日本代表の大岩監督は、日ごろから“A代表経由パリ五輪行き”を標榜。初めてたどり着いた“経由地”では「対人のレベルはもっと上げていかないといけない。インテンシティというところは意識して取り組んでいます」と自身のテーマを掲げる。「短い時間でもいいプレーをして、インパクトを残して生き残り続けたい」と静かに闘志ものぞかせた。

右サイドバックとしての活躍を期待される半田は、その高い守備力と攻撃性能で定着を狙う。「サイドバックで内側に入ってビルドアップというところは、僕が一番慣れていると思う。スムーズに動けると思っているので、そこでチームがうまく行くようなプレーができれば」。まずはA代表としてのデビューを飾るべく、今回の2連戦での出場を目指す。

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