全日本選抜が1―0で勝利 大学サッカー日韓定期戦 決勝弾の阪南大DF高木践がMVP
◇デンソーカップサッカー第21回大学日韓定期戦 全日本大学選抜1―0全韓国大学選抜(2023年3月21日 浦和駒場スタジアム)
ホームの全日本大学選抜が1―0で勝ち、通算成績を9勝8敗2分け(中止2)と勝ち越した。後半8分に筑波大MF角昂志郎(2年)の左CKを阪南大DF高木践(3年)が頭で押し込み、これが決勝点となった。
全日本大学選抜チームは、今月上旬まで茨城で開催された大学地域別対抗戦「デンソーチャレンジカップ」の結果を元に編成。今年は好成績を収めた関西勢を軸にメンバーが組まれ、先発11人のうち5人を占めた。値千金の決勝弾で松本健一賞(MVP)を受賞した高木は「約1週間という短い期間、一日一日まとまって練習した結果が勝利となった。自分自身は昨年の日韓戦はベンチで出られず悔しい思いをして、今年はピッチ上で貢献したかった」と充実の表情。主将を務めた関学大MF美藤倫(3年=G大阪加入内定)は「最高のメンバーで最高の結果を出すことができた。でも内容はもっと改善できるし、大学サッカーの価値をまだまだ高めていけると思う」とさらなる向上を誓った。
大学サッカー日韓戦は2004年から春の定期戦となり、両国で交互に開催されてきた。20、21年は新型コロナウイルスの影響で中止され、昨年は変則的に夏と秋で2度開催。今年は従来の形に戻った。現在の日本代表メンバーではMF伊東純也(当時神奈川大)、MF守田英正(流通経大)、MF三笘薫(筑波大)、FW上田綺世(法大)も出場経験がある。