森保Jに三笘薫ら10選手合流! 久保が練習欠席、前田は別メニュー、初日合流組は色分けビブスでみっちり練習
日本代表は21日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで合宿2日目のトレーニングを行った。MF三笘薫(ブライトン)ら欧州組10選手が新たにチームに合流し、宿舎には招集メンバー26人全員が揃ったが、新型コロナウイルスの検査で陰性が確認できなかったMF久保建英(ソシエダ)が練習を欠席。所属先のリーグ戦で左膝を負傷したFW前田大然(セルティック)は別メニュー調整となった。
新たに合流したのは20日夕以降に帰国した三笘、久保、前田、DF瀬古歩夢(グラスホッパー)、DF菅原由勢(AZ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF堂安律(フライブルク)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、FW中村敬斗(LASKリンツ)の10選手。久保と前田を除く8選手はピッチの外周をランニングするなど軽めの調整にとどめた。
前日20日から合流していた16選手はボール回しを行った後、フィールドプレーヤーはビブスで色分けされたチームで負荷の軽いパス練習を実施。以下のようなグループ分けで、異なる色同士、同じ色同士などルールを設けながらパスを回していた。代表経験の異なる選手が同グループに入るよう組まれており、互いの特徴を知り合う狙いがあったとみられる。
▼黄色ビブス
FW浅野拓磨(ボーフム)、DF板倉滉(ボルシアMG)、FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)、DF橋岡大樹(シントトロイデン)
▼赤ビブス
MF守田英正(スポルティング)、FW西村拓真(横浜FM)、DF藤井陽也(名古屋)、DF半田陸(G大阪)
▼白ビブス
MF遠藤航(シュツットガルト)、FW町野修斗(湘南)、DF瀬古歩夢(C大阪)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)
その後は試合間隔の短かった遠藤、橋岡、伊藤、町野、瀬古が練習を切り上げ、8人で2人一組の4グループに分かれ、ポゼッション練習、シュート練習をそれぞれ実施した。
GKはシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、大迫敬介(広島)、谷晃生(G大阪)の3選手がフルメニューをこなし、シュート練習でもGK役を務めた。練習は主に前田遼一コーチが指揮し、名波浩コーチも時折指示を出していた。
別メニューだった前田は練習冒頭はピッチに姿を表さず、クラブハウス内のジムで室内調整していたが、練習途中からメディカルスタッフとともにランニングをスタート。軽めにボールを蹴る場面もあった。
一方、久保は日本サッカー協会(JFA)の広報担当者によると、新型コロナウイルスの検査で陰性判定が出なかったため、ホテルで待機中。体調不良などの症状はなく、陽性判定も出ていないため、22日に再検査を受けて陰性が確認されれば、合流できる予定となっている。なお、検査はSmartAmp法で実施。政府から求められているものではなく、JFAが独自で全選手を対象に行っているものだという。
日本代表は22日、非公開で合宿3日目のトレーニングを実施。24日のキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦(国立)に向けて調整を続ける。
(取材・文 竹内達也)