鳥栖でよみがえった天才ストライカーがU-22入り「攻撃で違いを出す」同年代の飛び級に闘志
来年のパリ五輪出場を目指すサッカーのU-22(22歳以下)日本代表が19日、千葉市内で約1時間汗を流した。24日にフランクフルト(ドイツ)でU-22ドイツ代表、27日にムルシア(スペイン)でU-22スペイン代表と国際親善試合を行う。
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昨秋のU-21(21歳以下)日本代表のスペイン遠征に続いて招集されたFW西川潤(21)=J1鳥栖=は「パリ五輪まで残り期間が少ない中で自分の良さを出す。攻撃で違いを出していく」と誓った。
神奈川・桐光学園高在学中の2019年、U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)に17歳で出場した天才ストライカー。しかしその後はJ1C大阪での出場機会が少ないこともあって、年代別代表から遠ざかっていた。昨年期限付き移籍したJ1鳥栖でシーズン途中から出番を増やし、14試合で1得点。結果以上に「プレーの強度やチャンスメークする意識が上がった。そういう練習メニューが組まれていたので、自然と身についた」と鳥栖での成長を実感している。
昨秋久々に臨んだU-21日本代表のスペイン遠征で「海外の相手とやると成長につながるものは本当に大きい。ゴールへの意識をもっと上げないといけない」と課題を持ち帰った西川。今季は鳥栖でJ1リーグに4試合先発出場し、スタメンの定位置を確保している。
同じ02年生まれの半田陸(21)=G大阪=が、20日に活動を開始するフル代表に飛び級で招集された。西川は「結果を残せば、本当にチャンスはあるんだなと思った。自分も頑張りたい」と闘志を燃やした。