G大阪・半田陸が丁寧なパスで本拠札幌戦でJ1初アシスト…同点に悔しがる「勝てなかったことが全て」

明治安田生命J1リーグ 第5節 G大阪2―2札幌(12日・パナソニック)

初の日本代表入りを果たしたG大阪のDF半田陸(21)が、ホームの札幌戦でJ1初アシストをマークした。2点を追う後半14分、右サイドからのラストパスでMF石毛秀樹(28)の追撃弾を演出。チームは2分後に追いつき、2―2で引き分けた。同じく代表初招集の横浜MのDF角田涼太朗(23)は、2―1で勝利した鹿島戦に先発するも失点に絡むなどして猛省。神戸は鳥栖に1―0で勝って連敗を免れ、首位を守った。

次世代の右サイドバック(SB)が、J1初アシストで代表入りに自ら花を添えた。後半14分、チームが自陣からパスをつなぐ中、半田は一瞬の判断で裏へ。イスラエル代表MFラビのスルーパスを受けて右サイドを突破すると、中央のMF石毛へ丁寧にラストパス。これが得点につながり「シュートも考えましたが、パスの方が得点の確率が高いと思った」と振り返った。

今季、チームはリーグ戦未勝利で、この日も前半2失点で苦しい展開に。しかし半田のアシストから奪った1点で息を吹き返し、直後には同点に。逆転にはつながらず引き分けに終わり、「勝てなかったことがすべて」と悔しがった。

J2山形から今季加入し、スタメンに定着した半田はフル出場。一方で日本代表GK谷晃生(22)は、開幕から3試合はスタメン出場したが、ここ2試合は元日本代表GK東口に先発を譲り、ベンチで出場なし。5試合で3分け2敗の16位と低迷するG大阪から代表入りした2人が、気持ちを切り替えて代表での競争に挑む。(金川 誉)

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