U―22大岩ジャパンに3つの難題 久保建英、松木玖生、中井卓大ら呼べない事態も

2024年パリ五輪を目指す大岩ジャパンに〝3つの難題〟だ。

日本サッカー協会は16日、欧州遠征に臨むU―22日本代表メンバー23人を発表。24日にU―22ドイツ、27日にU―22ベルギーと対戦する。今後はチームづくりも加速するが大岩剛監督は懸念を抱えている。

まずはA代表との兼任問題。すでにMF久保建英(レアル・ソシエダード)の〝綱引き〟が注目されているが、森保ジャパンの3月の2連戦にパリ五輪世代からDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)とDF半田陸(G大阪)も抜てきされた。「森保さんが言ったように少しでも上のカテゴリーでやることが大前提」と大岩監督が話すように協会としてはA代表優先。「その都度ディスカッションになる。こちら側がお願いしますという場面もある」と語ったが、ベストメンバーの編成に苦労しそうだ。

ならば売り出し中のU―20日本代表から登用したいところだが、その選手たちが〝大物すぎる〟問題も浮上してくる。

同代表ではMF松木玖生、FW熊田直紀(ともにFC東京)、大器のDF高橋仁胡(バルセロナ)など超逸材揃い。大岩監督は「U―20W杯(5月)が最優先でその後我々のグループに来たり、それを飛び越えていくという現象もある」と予測。大物ゆえに一気にA代表へ抜てきもありそうで、そうなると大岩ジャパンは自由に招集できない。

また、スペイン1部レアル・マドリードで育成されたスター候補のMF中井卓大の不振も気がかり。Bチームに昇格した今季は1試合わずか4分しかプレーしておらず、壁にぶつかっている。

パリへ向けて難しいかじ取りが迫られそうだ。

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