[2.25 J1第2節 G大阪 1-1 鳥栖 パナスタ]

Jリーグは25日、各地で第2節を開催した。7位ガンバ大阪のホームで行われた18位サガン鳥栖との一戦は、1-1の引き分け。勝ち点1を分け合った。

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18日のJ1第1節で敵地に乗り込んだG大阪は、柏レイソルと2-2のドロー。今季初勝利を目指して、ホーム開幕戦を迎えた。ダニエル・ポヤトス監督は前節から先発メンバーを3枚替え。MFネタ・ラヴィ、FW山見大登、FWファン・アラーノがスタートのピッチに立った。

対する鳥栖は前節、ホームで湘南ベルマーレに1-5の大敗。今季初白星はもちろんだが、ファン・サポーターへ指針を示していきたい。川井健太監督は今節、MF藤田直之を先発起用。藤田はキャプテンマークを巻いた。試合は立ち上がりに鳥栖が怒涛の攻撃を見せた。

鳥栖は前半3分に右サイドMF岩崎悠人の仕掛けからコーナーキックを得ると、MF河原創が蹴り込んだボールがニアサイドのMF西川潤の頭をかすめてファーサイドへ。流れたところにDF原田亘。ただ、フリーで放ったシュートはG大阪DF半田陸のブロックに遭った。同4分には、岩崎のミドルシュート、河原の直接コーナーキックとG大阪ゴールを襲い掛かるも、先制とはならない。

鳥栖の猛攻を跳ね返したG大阪は前半12分、左サイドでボールを受けたFW山見大登がカットインから右足で狙うも、コースを突いたシュートは鳥栖GK朴一圭が好セーブ。同16分には、MF宇佐美貴史からのクロスをDF三浦弦太が頭で落としてFW鈴木武蔵がゴールに押し込むも、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入により、オフサイドの判定となった。

なおも攻勢を強めるG大阪は前半25分、敵陣中央に構える鈴木が、やや右に流れるように宇佐美のスルーパスに抜け出す。右足で反転気味に放った強烈なシュートは、ゴール右に飛んだが、こちらも朴が好反応を見せて得点を許さない。

G大阪は前半40分、宇佐美がペナルティーエリア内左からシュートを放つも、ボールはポストに直撃。同43分には鳥栖にチャンス到来も、西川の仕掛けをG大阪GK谷晃生が体を張って死守し、ゴールに鍵をかける。試合はスコアレスで前半を折り返した。

迎えた後半は互いに勢いを持って入った。相手のゴール前で好機を作り出した両者。すると、ホームのG大阪が先にスコアを動かした。後半6分、右サイドでコーナーキックを得ると、宇佐美が右足で入れたボールでゴール前が混戦状態に。最後はルーズボールを鈴木が押し込んで先制点を奪取。今季初ゴールをマークした。

1点を追う展開となった鳥栖は後半11分に選手交代。FW小野裕二を下げて、FW富樫敬真をピッチへ送り込んだ。さらに同16分には、西川が足を痛めた様子で交代を要求。西川、岩崎に代えてMF菊地泰智、FW樺山諒乃介を投入した。

すると、途中出場の樺山が魅せる。後半19分、左サイドからのボールをペナルティーエリア内右で収めると、得意のドリブルを開始。1人目を鋭い切り返しで交わすと、2人目は股抜き、3人目を緩急で突破し、ゴールニアサイドに突き刺した。

さらに鳥栖は後半22分、右サイドでボールを受けたDF福田晃斗のスルーパスに富樫が抜け出してフィニッシュ。しかし、こちらはVAR加入の結果、オフサイドの判定となり、ゴールは認められなかった。

同点とされたG大阪は後半27分、次の1点を狙うべく、2枚替え。鈴木、MFダワンに代えてチュニジア代表FWイッサム・ジェバリ、MF山本悠樹を投入。ジェバリは加入後初出場となった。同33分には、山見を下げてMF食野亮太郎をピッチへ送り込み、攻撃にアクセントを加える。

試合は終盤にかけて両チームが攻撃の手を強めるも、スコアは1-1のままタイムアップ。勝ち点1を分け合い、ともに初勝利は次節以降にお預けとなった。

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