G大阪が今季初パナスタも白星ならず 交代ズバリの鳥栖が引き分けに持ち込む【明治安田J1第2節】

明治安田生命J1リーグ第2節の1試合が25日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ガンバ大阪vsサガン鳥栖は1-1のドローに終わった。

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引き分けスタートのG大阪はホーム初戦に向け、山見や、ファン・アラーノのほか、新戦力からネタ・ラヴィが先発した一方で、イッサム・ジェバリがベンチ入り。5失点大敗の船出を余儀なくされた鳥栖は藤田がスタートから出場した。

鳥栖が3分に右CKのこぼれ球から原田が半田のクリアがなければという場面を作り出したりと良い入りとなるが、G大阪も次第にポゼッションで押し返し始め、13分に山見が枠内強襲の右足ミドル。互いにやろうとする戦いを打ち出した試合となる。

そのなか、G大阪が16分に山見の左CKからショートコーナーを受けた宇佐美が右足クロスを上げ、ゴール前の三浦が頭で落としたところを鈴木がプッシュ。ピッチでは喜びの輪ができるが、VARで三浦がオフサイドをとられ、取り消されてしまう。

助かった鳥栖はその後、展開が落ち着き出す流れでボールを握り返すが、攻め切れず。終盤に西川が個人でゴールに迫る場面もあったが、40分に宇佐美が左ポストを叩くシュートを放ったりと、G大阪の方が効率的にフィニッシュの形に繋げていく。

後半の立ち上がりも鳥栖が良いスタートを切ったが、粘ったG大阪が速攻から相手ゴールに迫ると、それで獲得した右CKから均衡を破る。51分、キッカーの宇佐美が蹴ったクロスに三浦が頭で合わせ、小野の不十分なクリアを鈴木が押し込んでいった。

悪くない入りだったが、先に失点した鳥栖は西川の負傷もあるなかで、富樫、菊地、樺山を立て続けに送り込むと、これがズバリ的中。64分、藤田の大きな展開をボックス右で受けた樺山が黒川、山見、ダワンを次々と抜き、右足でネットを揺らす。

新戦力の一発で勇気づく鳥栖は67分に福田の相手背後を突くクロスから、抜け出した富樫が右足シュートを決めるが、わずかにオフサイドで幻ゴールに。惜しくもという場面だったが、その後も鳥栖の攻勢に変わらず、G大阪を守りに追いやり続ける。

劣勢に回るG大阪は72分に山本悠樹とともに、ここぞとばかりに新戦力のジェバリをピッチを送り込み、続く78分に食野を投入。それでも、丁寧なビルドアップからの攻めが影を潜めるが、80分にジェバリが個人技から見せ場を作ったりと存在感を示す。

そこから盛り返したG大阪だが、鳥栖の勢いを失わず、互いに交代カードを使い切って最終盤に。ジェバリ、宇佐美に連続してチャンスが巡ったりもしたG大阪だが、2試合連続の勝ち点1となり、交代ズバリの鳥栖が引き分けに持ち込む結果となった。

ガンバ大阪 1-1 サガン鳥栖

【G大阪】

鈴木武蔵(後6)

【鳥栖】

樺山諒乃介(後19)

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