G大阪は“痛恨”ドローじゃない! 背番号「7」の新主将・宇佐美「ポジティブな悩みですね」

◇明治安田生命J1第1節 G大阪2-2柏(2023年2月18日 三協F柏)

G大阪は最後の最後で追い付かれてしまった。だが、ポヤトス新監督の初陣で気を吐いたのがMF宇佐美貴史(30)だ。今季から主将に就任。遠藤保仁(J2磐田)から背番号7を継承した男は言葉に力を込めた。

「勝てそうで勝てなかったとか、支配した時間帯に追加点を取れればとか、そういう感情がここ数年はなかった。勝ち点2を失ったのは間違いないけど、ポジティブな悩みですね」

過去2年間残留争いに巻き込まれたクラブの復権を懸け、先頭に立った。1点ビハインドの後半4分、2列目の位置から飛び出してDF3人のマークをはがしてエリア内に侵入。GKに触れられたものの左足でねじ込んだ。「欲を言えばネットを揺らしたかった。でもいいもんだな」。昨季は右アキレス腱断裂で7カ月の離脱を余儀なくされ、リーグ7試合無得点。21年11月27日以来448日ぶりの得点をかみしめた。

「明らかに一番重いモノを背負っていくのは僕。その中で結果を出す、重圧を破るのは快感」。ホーム開幕となる次節の鳥栖戦で今季初勝利へ導く。 (飯間 健)

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