【G大阪】宇佐美貴史「ボテボテでしたけど、ゴールはいいもんだな」1年3カ月ぶり弾もドロー
<明治安田生命J1:柏2-2G大阪>◇第1節◇18日◇三協F柏
ガンバ大阪の新主将が決めた。
今季から主将のFW宇佐美貴史(30)が柏戦の後半4分、実に約1年3カ月ぶりの得点を決めた。ゴール中央でボールを受けると縦に突破。相手2人を振り切り左足シュートを放った。ボールは相手GKに当たったが、転がってゴールラインを割った。
昨年3月の川崎F戦で右アキレス腱(けん)断裂の重傷を負い、長期離脱。昨季は無得点に終わっていただけに「ボテボテでしたけど、ゴールはいいもんだな、と。欲をいえばネットを揺らしたかったですね」と笑った。
今季からクラブのレジェンド遠藤保仁(現J2磐田)が長年背負った背番号7も背負う。「一番たくさん、重いものを背負っているのは確実に僕」と自負する。「その中で結果を出してプレッシャーを打ち破っていくのは快感。(ただ)プレッシャーは何も感じていない。楽しさや、やりがいしか感じてない」と頼もしかった。
試合は後半ロスタイムに追いつかれ、2-2の引き分けに終わった。ゲームの締め方に課題は残ったが、ポヤトス監督を迎えた新体制の初戦。宇佐美は「(新体制が)スタートしてから時間は短い。序盤にしては上出来だったと思う」と手応えを口にした。
【岩田千代巳】