【一挙プレビュー】30周年のJリーグは“金J”川崎F vs 横浜FMでスタート! 26年W杯につながるシーズンが幕を開ける | Jリーグ

2月17日から19日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合が各地で開催される。

2月17日

2月18日

13:05 ヴァンフォーレ甲府 vs モンテディオ山形(J2)

J2のオープニングゲームでは、天皇杯覇者の甲府と昨季6位の山形が激突。開幕節で最後に勝利したのは山形が2017年、甲府はJ1時代の2016年と共に近年の成績は振るわないなか、勝ち点3で弾みをつけたい一戦となる。前週のFUJIFILM SUPER CUP2023でDF三浦颯太、MF水野颯太が躍動した甲府の左サイドにおける攻防も試合のポイントとなりそうだ。

14:00 FC東京 vs 浦和レッズ(J1)

昨季6位のFC東京はFW仲川輝人、MF小泉慶と的確な補強を実施。アルベル監督就任2年目の今季は、満を持してクラブ初のJ1優勝を目指す。ホームの浦和戦は分が悪いものの、幸先良いスタートを切れるか。またこの開幕節はDF長友佑都、DF酒井宏樹の“日本代表SB対決”にも要注目だ。

一方、浦和はマチェイ・スコルジャ新監督を招聘。母国ポーランドでリーグ優勝の経験を持つ指揮官の下、9位に終わった昨季からの逆襲に燃える。注目はFWブライアン・リンセン。昨季は負傷の影響もあり無得点に終わったストライカーだが、開幕戦から本領発揮といきたいところだ。

14:00 横浜FC vs 名古屋グランパス(J1)

1年でのJ1復帰を決めた横浜FCは、オフシーズンに多くの新戦力を獲得。また、昨季J2得点王とMVPに輝いたFW小川航基ら主力も軒並み残留し、“J1仕様”のメンバーを揃えることに成功した。キーマンはやはり小川。昨季開花したハマのエースは、J1でも抜群の得点センスを発揮できるか。

昨季8位の名古屋はFWキャスパー・ユンカーが加入。昨季は得点力不足に悩まされただけに、デンマーク国籍の新エースにかかる期待は大きい。持ち前の堅守を維持しつつ、FWマテウス・カストロ、FW永井謙佑ら豊富な前線のタレントを生かせるかが上位進出のカギを握りそうだ。

14:00 京都サンガFC vs 鹿島アントラーズ(J1)

京都はDF三竿雄斗、MF平戸太貴、FWパトリックと各ポジションに実力者を補強。昨季はプレーオフの末にJ1残留を決めたなか、曺貴裁監督3年目を迎える今季もアグレッシブなスタイルを継続し、J1定着を図る。この開幕戦は三竿、平戸、FW豊川雄太ら古巣戦に臨む選手たちに注目だ。

対する鹿島はDF昌子源、DF植田直通が加入。タイトルの味を知るメンバーの復帰はこれ以上ない朗報だ。一方、プレシーズンでは思うような結果が出ず、12日には水戸ホーリーホックに0-2と敗戦。不安を残したまま迎える開幕戦に向けて、岩政大樹監督はどう課題を修正するか。

14:00 セレッソ大阪 vs アルビレックス新潟(J1)

昨季5位のC大阪はMF香川真司が電撃加入。日本代表の10番を背負ったアタッカーのJリーグ復帰は、今オフ最大のニュースとなった。他にもFWレオ・セアラ、MFジョルディ・クルークスと充実の補強を行っており、小菊昭雄監督就任3年目を迎える今季はタイトル獲得の可能性も十分だ。

対する新潟は昨季J2優勝を果たし、2017年以来のJ1復帰。今オフは既存選手のほとんどが残留しており、積み上げてきた攻撃的なスタイルでJ1の舞台に挑む。注目はMF三戸舜介。初のJ1挑戦となるパリ五輪世代屈指のドリブラーは、開幕節から果敢な仕掛けでサイドを攻略できるか。

14:00 ヴィッセル神戸 vs アビスパ福岡(J1)

昨季13位の神戸は中盤の新戦力としてMF齊藤未月が加入。FWジェアン・パトリッキ、FW川﨑修平といったアタッカーも加わり、選手層の厚みが増した。昨季は2度の監督交代を経験し、残留争いを強いられる苦しいシーズンだっただけに、まずは開幕節で幸先良いスタートを切りたい。

福岡は2月に入り、MF井手口陽介の加入を発表。地元出身で球際の強さを特長とする元日本代表MFは、新天地でどんなプレーを見せるか。他にもFW佐藤凌我、DF小田逸稀ら福岡県にゆかりのある“博多っ子”が加わっており、彼らの活躍がチームの成績を左右する要素となりそうだ。

14:00 サンフレッチェ広島 vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)

広島は昨季ミヒャエル・スキッべ監督の下、リーグ3位・ルヴァンカップ初優勝と好成績を記録。主力の大半が残留した今季は、2015年以来のJ1制覇を狙う。育成型クラブとして補強は大卒選手など最小限にとどめたなか、強度の高いスタイルを武器に開幕からスタートダッシュを決めたい。

昨季10位の札幌はミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任6シーズン目。DF馬場晴也やMF小林祐希といった新戦力を加えつつ、今季も攻撃的なスタイルを継続する方針だ。注目はFW小柏剛。昨季は度重なる負傷に苦しんだだけに、J屈指のスピードスターは強い決意で新シーズンに臨む。

14:00 いわきFC vs 藤枝MYFC(J2)

参入1年目ながら2022シーズンのJ3を圧倒的な強さで駆け抜けたいわきと、熾烈な2位争いを制して昇格を決めた藤枝。初めてJ2の舞台を戦う両チームが開幕節で激突する。昨季の対戦はいわきの1勝1分。後半戦のホームゲームで完敗を喫した藤枝にとっては、悔しさを晴らす絶好の機会となる。クラブの歴史に刻まれる新たな1ページを白星で飾るのはどちらか。

14:00 ザスパクサツ群馬 vs ブラウブリッツ秋田(J2)

2年連続で辛くも残留を果たした群馬は、大槻毅監督体制の2年目を迎える。今季も指揮官が浦和ユース時代に指導した新戦力が複数加入。DF山中惇希らが頭角を現した昨季に続き、若手のブレイクに期待がかかる。昨季12位の秋田は堅守を支えた主力選手が相次いで移籍。「シン・秋田一体」を体現する新たなリーダーの台頭に注目したい。

14:00 清水エスパルス vs 水戸ホーリーホック(J2)

1年でのJ1復帰を狙う清水は、日本代表GK権田修一、J1得点王のFWチアゴ・サンタナなど主力が残留。乾貴士、成岡輝瑠の両MFが負傷で出遅れたのは残念だが、昇格の最有力候補として注目が集まる。対する水戸は前週のプレシーズンマッチで鹿島に完封勝利を収め、弾みをつけた。昨季までチームを率い、今季から清水のコーチを務める秋葉忠宏氏との再会も楽しみだ。

14:00 ジュビロ磐田 vs ファジアーノ岡山(J2)

今オフは制裁により新たな補強ができなかった磐田だが、主力選手が軒並み残留。期限付き移籍先で経験を積んだ若手の復帰もあり、1年でのJ1復帰へ戦力の維持に成功した。3位ながらプレーオフで涙をのんだ岡山も、昨季の顔ぶれがベースに。FWミッチェル・デューク、DF徳元悠平が移籍したポジションにも的確な補強を行い、悲願の昇格に向けて好スタートを切りたい一戦となる。

14:00 レノファ山口FC vs 大宮アルディージャ(J2)

山口は昨季共に7ゴールを挙げたMF高井和馬、FW沼田駿也がチームを離れたものの、J1での経験豊富な選手の獲得にも成功。大宮から移籍したMF矢島慎也は今節注目の一人になりそうだ。残留争いに巻き込まれた過去2シーズンからの巻き返しを期す大宮は、MF小野雅史が移籍した左SBの穴埋めが焦点。昨季とほぼ同じ形で臨むアタッカー陣の組み合わせにも注目したい。

14:00 V・ファーレン長崎 vs ジェフユナイテッド千葉(J2)

昨季11位の長崎はGK波多野豪ら高さのある新戦力を守備陣に加え、ドリブラーやポストプレイヤーも補強。来年には新スタジアム開業を控えており、J1昇格に向けて勝負の一年を迎える。一方、昨季10位の千葉は新監督に小林慶行氏を迎え、スタイルを一新。積極的に奪いにいく姿勢は勝利した前週のプレシーズンマッチでも証明済みで、大事な開幕節にも流れをつなげられるか。

15:00 柏レイソル vs ガンバ大阪(J1)

昨季7位の柏は今オフに積極的な補強を敢行。MF高嶺朋樹やMF仙頭啓矢、MF山田康太ら実績十分な選手に加え、最前線には193cm・99kgの大型FWフロートを獲得した。ただ、今季もエースとして期待されるのはFW細谷真大。パリ五輪世代屈指のFWは開幕節からネットを揺らせるか。

一方、G大阪はダニエル・ポヤトス新監督を招聘。2年連続で残留争いに巻き込まれる不本意なシーズンを過ごしただけに、スペイン人指揮官の下で攻撃的なスタイルを取り戻したい。また今季から7番を背負い、主将にも任命されたFW宇佐美貴史は新たな1年で負傷からの完全復活を期す。

15:00 サガン鳥栖 vs 湘南ベルマーレ(J1)

鳥栖は川井健太監督の下で2シーズン目を迎える。昨季はJ1屈指の運動量をベースとした確固たるスタイルを確立し、残留争いとは無縁の1年を過ごした。今オフも主力の流出を最小限に抑えつつ、MF河原創やFW横山歩夢ら有望な新戦力も獲得。継続路線でさらなる飛躍を目指す。

対する湘南は昨季の終盤7試合で1敗。最終節まで残留争いを強いられたが、右肩上がりのチーム状態でシーズンを終えることができた。そして、今季もチームの中心を担うのがFW町野修斗。得点王を目標に掲げるエースは、昨季計3得点を挙げた相性の良い相手に開幕ゴールを狙う。

2月19日

14:00 東京ヴェルディ vs ツエーゲン金沢(J2)

プレーオフにはあと一歩届かなかったものの、昨季を6連勝、5試合連続無失点で締めくくった東京V。FW佐藤凌我をはじめとした主力の流出があったなかで、安定した守備を再現できるかがカギとなる。柳下正明監督が就任7年目を迎える金沢は、2トップの選択肢が充実。昨季終盤戦はFW林誠道、FW杉浦恭平の組み合わせで勝ち点を積み上げたが、新加入のFWジェフェルソン・バイアーノらがどう絡んでいくのか注目だ。

14:00 FC町田ゼルビア vs ベガルタ仙台(J2)

昨季15位の町田は、青森山田高校を名門に育て上げた黒田剛氏が新監督に就任。FWエリキ、FWミッチェル・デュークをはじめ外国籍選手の獲得にも積極的に動き、今季の主役となる予感が十分に漂う。対する仙台も早い段階でチーム編成を完了させ、満足のいくオフシーズンに。既存選手、新加入共に中盤の陣容は特に充実しており、町田に乗り込む一戦は今節屈指の注目カードとなる。

14:00 徳島ヴォルティス vs 大分トリニータ(J2)

降格初年度の昨季、わずかに昇格へ届かなかった両チームが対戦。ベニャート・ラバイン新監督を迎えた徳島は前線が大きく入れ替わった。FW柿谷曜一朗はもちろん、FW森海渡、FW千葉寛汰ら若手アタッカーの台頭も楽しみなポイントだ。対する大分は主力が流出したポジションにピンポイントで補強を敢行。MF弓場将輝ら下部組織出身選手のさらなる飛躍にも期待がかかる。

16:00 栃木SC vs ロアッソ熊本(J2)

昨季、リーグ3位タイの40失点と堅守が光った栃木は、多くの選手が残留して継続路線。一方で得点数は最少の32に終わっただけに、相手ゴールにどれだけ迫れるかが今季もカギとなる。昨季J1昇格へあと一歩の大躍進を見せた熊本は、MF河原創、FW髙橋利樹ら多くの主力が移籍。就任4年目を迎えた大木武監督の下、新加入選手を組み込みながらスタイルの成熟をはかっていく。

<17日の対戦カード>

19:00 川崎Fvs横浜FM(J1)

<18日の対戦カード>

13:05 甲府vs山形(J2)

14:00 FC東京vs浦和(J1)

14:00 横浜FCvs名古屋(J1)

14:00 京都vs鹿島(J1)

14:00 C大阪Fvs新潟(J1)

14:00 神戸vs福岡(J1)

14:00 広島vs札幌(J1)

14:00 いわきvs藤枝(J2)

14:00 群馬vs秋田(J2)

14:00 清水vs水戸(J2)

14:00 磐田vs岡山(J2)

14:00 山口vs大宮(J2)

14:00 長崎vs千葉(J2)

15:00 柏vsG大阪(J1)

15:00 鳥栖vs湘南(J1)

<19日の対戦カード>

14:00 東京Vvs金沢(J2)

14:00 町田vs仙台(J2)

14:00 徳島vs大分(J2)

16:00 栃木vs熊本(J2)

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