パリ五輪世代のG大阪DF半田陸「そこは見てもらいたい」…初挑戦のJ1でも“伸びるタックル”

明治安田生命J1リーグ第1節 柏―G大阪(18日・三協F柏)

今年のサッカー・J1リーグが、17日にいよいよ開幕する。今回は、18日に初戦を迎える関西4クラブから見逃せない新戦力を紹介。G大阪はパリ五輪世代で、J2山形から加入したJ1初挑戦のU―21日本代表DF半田陸(21)を取り上げる。

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新加入した半田の武器は“伸びる”と言われるタックルだ。昨季J2山形ではチーム最多のタックル数(93回)を記録。身体能力の高さを生かし、相手が半田の「足が伸びた」と錯覚するようなタックルでボールを奪い取る。「深いタックルは特徴だと思っています。そこはJ1でも見てもらいたい」と語った。

プロ入り直後はセンターバックでもプレーしたが、176センチと身長が高くないこともあり、世界でのプレーも見据えてサイドバック(SB)に。山形では果敢なオーバーラップから攻撃にも数多く絡んだが、G大阪ではポヤトス新監督(44)の下、ビルドアップに関わる役割も多く求められる。「山形ではパスを出して味方を追い越して攻撃参加、という動きが多かったんですけど、ここではパスを出してサポートして、という動きが多い。そこは慣れない部分もある」と明かすが、それも新天地での伸びしろといえる。

目標とする日本代表DF酒井(浦和)のように、激しさと安定感を持ったSBを理想に挙げる。若いながらJ2で92試合出場と経験も豊富で、実力は折り紙付き。次世代の日本代表に食い込む可能性も秘めた逸材が、近年低迷するG大阪を押し上げる存在となれるか。(金川 誉)

半田 陸(はんだ・りく)2002年1月1日、山形県生まれ。23歳。山形ジュニアユース、ユースを経て19年3月に高校2年でプロ契約。U―15日本代表から各年代の世代別代表にも選出。176センチ、63キロ。

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