[J1丸わかり]G大阪が仙台に勝利で3位浮上! 清水に続き山形の降格が決定 theWORLD(ザ・ワールド) 10月27日(火)8時10分配信

浦和は上位対決を制す

24、25日、J1リーグ2ndステージ第15節が各会場で開催された。

年間優勝を狙う2位浦和と、チャンピオンシップ出場圏を守りたい3位FC東京の上位対決は、11分、左サイドを抜け出したMF宇賀神が中に入れると、GK が掻き出したボールを、MF柏木が押し込んで浦和が先制。さらに14分にも、MF柏木が持ち込んだこぼれ球を、MF武藤がゴール右隅に沈めて追加点を挙げ る。早い時間帯に2点のビハインドを負ったFC東京は、16分、MF米本のスルーパスを受けたFW東が、角度のないところからねじ込んで1点差とするも、 27分にはMF武藤にドリブルからサイドに展開されると、MF関根にゴールを許して失点。リードして試合を折り返した浦和は、さらに62分、前に運んだ DF槙野が、MF武藤、FWズラタンとテンポよく繋いだボールを再び受けると、これをきっちり決めて4点目を挙げる。終盤にはFC東京の猛追を受け1点差 にまで詰め寄られるも何とか凌ぎきり、浦和が敵地で壮絶な打ち合いを制した。FC東京は連敗で4位に後退している。

年間と2ndステージ両方で首位に立つ広島は、アウェーで甲府と対戦した。

15分、左サイドに走り込んだMF清水がロングフィードをダイレクトで折り返すと、MFドウグラスがエリアの外からそのままボレーでゴール右隅に沈め、先 制に成功する。さらに30分にも、MF清水が自ら入れたクロスのこぼれ球を押し込んで追加点を挙げると、そのまま相手に得点を与えず完勝を飾り、チャンピ オンシップ出場を確定させた。年間4位のG大阪は、敵地で仙台と対戦。21分、MF宇佐美との連携で抜け出したFWパトリックがゴール右隅にたたき込んで 先制すると、34分にはCKをFWハモン・ロペスに頭で決められ同点に追いつかれる。しかしその2分後には、MF阿部が頭で送ったボールを、MF倉田が きっちり決めて勝ち越しに成功。62分にも、MF宇佐美のクロスはDFに防がれるも、こぼれ球をMF倉田が押し込んで追加点を挙げ快勝を収めて、チャンピ オンシップ圏内の3位に浮上している。

敵地で湘南とのゲームに臨んだ2ndステージ2位の鹿島は、5分、相手の勢いのある攻撃から最後はMF菊地に先制ゴールを許すと、32分にもCKからFW 古林に追加点を奪われ、前半のうちに2点のリードを与える。後半、決定機をつくりながらも決めきることができず。終了間際、CKをFW金崎が頭で決めて1 点差とするも、そのまま敗戦。2ndステージ首位の広島との勝ち点差は3に広がっている。

川崎と横浜FMの神奈川ダービーは、39分、左からのFKをMF中村俊輔が中に送ると、DFファビオが頭で合わせて横浜FMが先制する。川崎はボールを保 持しながらも最後まで相手を崩し切れず、後半アディショナルタイムにはFW大久保がこの試合2度目の警告を受けて退場。そのままゴールを割れずに黒星を喫 した。勝利した横浜FMは3連勝を飾り、10戦負けなしと好調を維持している。前節、J2への降格が決まった清水は、38分、エリアの外からFW大津に打 ち込まれて先制されると、62分にもMFクリスティアーノにミドルシュートを突き刺されて失点。86分には、浮き球のスルーパスに抜け出したMF太田に ループシュートを沈められ3ゴール目を許すと、そのまま最後まで得点を奪うことができず、ホーム最終戦で柏を相手に完敗を喫した。敵地で名古屋と対戦した 13位の新潟は、前半終了間際、FW山崎が得意のドリブルで切り込んで先制点を奪うも、71分にPK、その3分後にはMF田口に決められて逆転を許す。 78分には、右から持ち込んだFW指宿が同点ゴールを挙げるが、85分、MF永井のクロスをFW川又に押し込まれると、後半アディショナルタイムにも、 MF永井にゴールを許し4失点。今節、残留を決めることができなかった。

ホームに鳥栖を迎えた16位の松本は、65分、PKをFWオビナが決めて先制に成功するも、77分、FKをFW豊田に頭で落とされると、DF谷口に流し込 まれ同点。さらに87分には、FW豊田とのパス交換からFW水沼に逆転ゴールを許し敗戦した。勝利した鳥栖はJ1残留を決めている。

残留には勝利が必要となる17位の山形は、アウェーで神戸と対戦した。22分、DF安田のクロスをFW渡邉に決められて先制を許すも、57分にはMFアル セウのFKが相手に当たってネットを揺らし、同点に追いつく。しかし60分、MF石津のパスに抜け出したFW渡邉に流し込まれて再びリードされると、さら にカウンターからFW渡邉にハットトリックを許し、敗戦。1年でのJ2降格が決定した。なお、山形は石崎監督の来季続投を発表している。

【年間順位表】
→ 1サンフレッチェ広島 68
→ 2浦和レッズ 68
↑ 3ガンバ大阪 60
↓ 4FC東京 59
↑ 5横浜F・マリノス 54
↓ 6川崎フロンターレ 53
↓ 7鹿島アントラーズ 53
→ 8湘南ベルマーレ 45
→ 9柏レイソル 44
→ 10名古屋グランパス 43
→ 11ヴァンフォーレ甲府 36
↑ 12サガン鳥栖 36
↓ 13ベガルタ仙台 35
↑ 14ヴィッセル神戸 35
↓ 15アルビレックス新潟 33
→ 16松本山雅FC 27(J2降格枠)
→ 17モンテディオ山形 24(J2降格枠)
→ 18清水エスパルス 21(J2降格枠)

【2ndステージ順位表】
→ 1サンフレッチェ広島 34
→ 2鹿島アントラーズ 31
→ 3横浜F・マリノス 28
→ 4ガンバ大阪 28
↑ 5浦和レッズ 27
↑ 6柏レイソル 26
↓ 7FC東京 24
↓ 8川崎フロンターレ 23
→ 9湘南ベルマーレ 23
↑ 10名古屋グランパス 21
↓ 11アルビレックス新潟 19
↑ 12ヴィッセル神戸 16
↓ 13ヴァンフォーレ甲府 16
→ 14サガン鳥栖 16
→ 15ベガルタ仙台 12
→ 16松本山雅FC 12
→ 17モンテディオ山形 10
→ 18清水エスパルス 8

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