G大阪秋祭り!ACL敗退も倉田2発で年間3位浮上 日刊スポーツ 10月26日(月)8時8分配信

<J1:仙台1-3G大阪>◇第15節◇25日◇ユアスタ

“秋祭り”だ! G大阪MF倉田秋(26)が2得点でチャンピオンシップ(CS)圏内の年間勝ち点3位へ導いた。アウェー仙台戦は完勝。今季は日本代表 にも選出された倉田が勝ち越し&ダメ押し弾を決めた。今季最大の目標だったACLは準決勝で敗退したが、次に目指すはCS制覇。年間王者になればクラブW 杯(CWC)の出場権も得られる。新たな野望へ再出発の白星となった。

秋の色が深まった仙台の地で主役は倉田だった。1-1の前半36分、倉田の強烈な右足シュートで勝ち越した。さらに後半17分、今度は左足で決めた。「1 点目は振り抜いた感じ。2点目は(相手のクリアが目の前に来て)ラッキー。でも、みんなからいいパスが出ていたのでハットトリックできた」と笑顔を見せ た。

今年8月、東アジア杯でA代表デビューを飾った。初出場の韓国戦でいきなりアシスト。一方でACLは準決勝で敗退した。もう1度、海外の強豪と戦うには CSで優勝しなければいけない。年間王者になれば、CWCに出場できる。この日の1勝でCS出場圏内の年間3位に浮上し、2年連続3冠の可能性もある。 ヒーローは「シーズンが終わるまで続けて行きたい」。

今季序盤、倉田は体調が整わず途中出場も多かったが、終盤に向けて力が発揮できるよう食事管理を徹底。試合前はささみのしそ巻きを、海外遠征中はひじき など低カロリーで栄養価の高い食べ物を選んだ。長谷川監督は「倉田『秋』なんで秋に強いのかな」。秋(しゅう)の名前を持つ倉田が、地道な努力でG大阪に タイトルをもたらす。

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