G大阪、3発で年間3位浮上!“秋男”倉田秋がV弾&トドメ弾 サンケイスポーツ 10月26日(月)7時0分配信

明治安田J1第2ステージ第15節最終日(25日、仙台1-3G大阪、ユアスタ)G大阪は敵地で仙台に3-1で快勝し、年間勝ち点を60としてチャンピオ ンシップ(CS)に出場できる年間3位に浮上した。MF倉田秋(26)が勝ち越し&トドメ弾の2得点。その名の通り、自身の季節「秋」が到来し、調子を上 げてきた。G大阪のステージ勝ち点は28で4位、仙台は同12で15位。

木枯らし一番、寒風が吹く杜の都で、この季節の主役が大きな仕事をやってのけた。MF倉田の2得点でG大阪が年間3位に浮上。倉田の“秋”到来だ。

「きょうの内容だったら3点でも物足りないくらいですけどね。ただ、負けなければ3位以内に入れる状況を作ることができたのはよかった」

21日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝が入ったため、この節このカードだけ25日に変更になった。前日24日にFC東京が敗れ、勝て ば3位浮上という状況。「監督からは、勝ったら3位とか考えすぎないようにいわれていた」。雑念を入れず目の前の一戦に集中した。

まずは1-1に追いつかれた直後の前半36分だ。DFの裏に抜け出し、MF阿部の頭からのパスを受けると右足でたたき込む勝ち越し弾。後半17分には FW宇佐美の左からのクロスのこぼれ球を左足で押し込んだ。今季初の複数ゴール。長谷川監督は「秋(しゅう)だから秋に強いんじゃないでしょうか」と主役 をたたえた。

21日に広州恒大(中国)に敗れ、最大の目標だったアジア制覇はついえた。ACL4強は日本勢で最高の成績だったが、リーグ戦で3位以内に入りCSに出 場できなければ来季は出場権を失う可能性もある。クラブ最大の目標であるACLに出場できない状況となれば、誕生した4万人収容の新スタジアムをアジア勢 にお披露目できなくなる。3位確保はチームのミッションだ。

31日には鹿島と争うナビスコ杯決勝(埼玉)があり、2年連続3冠の可能性も残している。CSを勝ち抜けばクラブW杯で広州恒大と再戦できるチャンスも ある。倉田は「リベンジできるかもしれないし、そことやるためにもしっかり成績を残したい」と誓った。リーグは残り2試合。厳しい日程を乗り越えて、実り の秋にしてみせる。

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