G大阪“ACLショック”なく快勝 3位浮上でCS進出圏内に デイリースポーツ 10月26日(月)6時59分配信

「J1、仙台1-3G大阪」(25日、ユアテックスタジアム仙台)

G大阪がMF倉田秋(26)の2ゴールなどで仙台に3-1で快勝した。21日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝敗退のショックを引きずることなく、盤石の戦いを披露。年間勝ち点を60とし、チャンピオンシップ(CS)出場圏内の3位に浮上した。

ACLの敗退から立ち上がったG大阪が躍動した。他の第15節の試合から1日遅れての開催に「勝てば3位とか、邪念が入る」と懸念した長谷川監督だったが、それも杞憂(きゆう)に終わった。

開始早々ギアは全開。前半21分、FW宇佐美のパスを受けたFWパトリックが先制弾。同34分にCKから同点とされたが、その2分後にMF倉田がゴール を奪い、流れは渡さない。トドメは後半17分。左サイドの宇佐美の仕掛けから、最後はこぼれ球を倉田が押し込み、仙台を黙らせた。失点以外は決定的なチャ ンスを与えず、終始圧倒。CS進出圏内である年間3位へ、したたかに浮上した。

一大目標だったACLで広州恒大(中国)に屈して決勝進出を逃した。喪失感が広がった夜からわずか4日。気持ちの落ち込みも懸念されたが、既に整理はつ いていた。「僕らには、もう1回ACLに出たいっていう目標があるから」とMF今野。年間3位以内には来季の出場権が与えられる。敗退の悔しさすらバネへ と変えた。

史上初の2季連続3冠へも望みをつないだ。「1つ大きな目標は失ったけど、やってきたことを自信持って続けるだけ」とMF遠藤。アジア制覇から国内タイトル総ナメへ目標を切り替えたG大阪。まずは31日の鹿島とのナビスコ杯決勝で“1つ目”を狙う。

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