29日に残留懸けた磐田との大一番、G大阪・松田監督「勝つこと信じて全力で戦う」
サッカーのJ1は29日に第33節の9試合が行われる。優勝争いとともに、残留争いも佳境。2試合を残し、12位の札幌以下の7チームにまだJ2降格の可能性が残っており、まれにみる混戦となっている。
注目はともに自動降格圏に沈む17位G大阪が勝ち点4差の最下位18位磐田をホームのパナソニックスタジアム吹田に迎える〝裏天王山〟。磐田は引き分け以下で、J2降格が決定。G大阪は負けても逆転残留の可能性が残るが、極めて厳しい状況に追い込まれる。
22日に清水と引き分けた磐田は4試合負けなし(1勝3分け)。G大阪も8日の前節で首位横浜Mに土をつける奮闘ぶりを発揮した。28日にオンラインで取材に応じたG大阪の松田監督は「絶対に勝つとは約束できないが、勝つことを信じて、自分たちを信じて、全力で戦うことは約束する」と決意を口にした。
22日にYBCルヴァン・カップ決勝で広島に敗れた4位のC大阪は敵地で残留争いに巻き込まれている14位京都と対戦。来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得できる可能性がある3位浮上を目指し、小菊監督は「敗戦を糧に成長を続ける姿を見せたい。2連勝することでACLの道が開かれている」と強調した。
残留が決まった10位神戸はクラブ記録となるシーズン6連勝を目指して敵地で2位川崎と顔をあわせる。「このままシーズンが終わったら、残留争い厳しかったねで終わってしまう。あのとき6連勝したよねという感じになりたい」と話した神戸の吉田監督は「今までやってきたことをどれだけ出せるか、どれだけできるかをしていきたい」と抱負。選手会長の小林友は「自分たちが強いというのを示せる試合にできれば」と話した。