【G大阪】昌子源、残留かけた磐田戦はエース宇佐美に期待「彼は背負ってきた、頼ってもいい。」

J2自動降格圏17位にいるガンバ大阪は29日のホーム最終戦で、最下位ジュビロ磐田と対戦する。

28日、大阪・万博練習場で最終調整後に元日本代表DF昌子源(29)が取材対応(リモート)。右アキレス腱(けん)断裂から復帰したばかりで、同学年のエースFW宇佐美貴史(30)へ「彼の存在は間違いなく大きい」と期待するとともに、一丸となって勝利をつかむ姿勢を強調した。

前節横浜戦(8日)で、崖っぷちの状況から首位を撃破。中断となった期間、昌子は「余計なことは考えていません。ジュビロに勝つことだけを考えていた」と明かしつつ、宇佐美に対する質問にはこう答えた。

「彼が戻ってきたタイミングでボールがスムーズに回るようになったし、1人で打開できる。パス1本、右足1つで試合の流れを変えられる。マークが厳しくなってもビクともせん男。何人来ようが、逆に(宇佐美に)人が集まれば周り(のスペース)が空く。思う存分、彼にしがみついていいと思うし、それは恥ずかしいことではない。彼はガンバのエースを背負ってきた。頼ってもいい」

その上で「僕ら(守備陣)は相手からボールを奪う、体を張ることを後ろから続けていく」と気を引き締めた。

残り2戦。16位清水とは勝ち点33で並び、残留圏の15位福岡と14位京都とは同1差。勝てば残留への望みがつながる一方で、敗れれば他会場の結果次第では厳しい状況に追い込まれる。

松田監督からは「目の前の試合に全てをかけろ!」とのゲキが飛んだという。

本拠地最終戦で既にチケットは完売。超満員のホームで戦うのは、長らくG大阪の大黒柱として活躍した元日本代表MF遠藤保仁(42)を擁する磐田だ。

昌子は「ヤットさん(遠藤)に特別な感情を、このタイミングで抱くことはないです。スタジアムの雰囲気が歓迎ムードになるかも知れないが、僕らは僕らで対戦相手なので」と平常心を強調。

MF山本悠樹(24)も「すごく嫌な選手」としながらも「思い入れを抱くことなく、しっかり勝つための準備をしたい」と話した。

宇佐美が「弱者の戦いに徹する」との考えを明かしたことを漏らしつつ、昌子は「チームはタイトルを取り、選手の中には代表経験もあってプライドもある。ただ、勝つためにはひたすらボールを持たれて、セットプレーで勝つ。ボール支配率がマリノス戦くらいになっても全然問題ない。そういう覚悟を今のガンバは持っている」と語った。

J1残留へ。なりふり構わず、ただ勝利だけを求める。

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