今節で自動降格が決まる可能性があるのは磐田だけ。ただG大阪と清水には16位以下が決まる可能性も | Jリーグ

【国内サッカー 最新ニュース】明治安田生命J1リーグは、今週末を含めてラスト2試合。大混戦となっているJ1残留争いを数字上可能性がある12位以下の7チームを展望していく。

先週末に行われた第31節の残留争い直接対決となった静岡ダービーが痛み分けに終わったことで、最下位のジュビロ磐田が勝利しか許されない状況に追い込まれ、ガンバ大阪が再び自動降格圏の17位に転落。プレーオフ圏の16位に浮上した清水エスパルスも自力での残留圏浮上の可能性が消滅している。対照的に10位・ヴィッセル神戸と11位・名古屋グランパスが残留を決め、数字上は12位・北海道コンサドーレ札幌以下の7チームに可能性が残されている状況。今週末はどんな動きがあるかJ1残留争いを展望していく。

ほぼ残留を手にしている状況ではある札幌は、今週末にサンフレッチェ広島と対戦するが、引き分け以上で残留が決まり、負けた場合も清水またはG大阪が引き分け以下の時点で自動降格の可能性が消滅する。ただ最終節は清水との直接対決。そこまで持ち越さないためにも今節でしっかりと残留を決めておきたい。

今週末は13位・湘南ベルマーレがサガン鳥栖、14位の京都サンガF.C.がセレッソ大阪、15位のアビスパ福岡が柏レイソルとの対戦を控えているが、今節を勝利した上で、清水とG大阪が敗れた場合に残留が決定。ただ引き分け以下では、他会場の結果次第で一気に降格圏まで転落する可能性もある。今節をしっかりと勝ち切れたチームが残留に大きく前進できそうだ。

一方で降格の危機に立たされている清水とG大阪は、同じ勝ち点で並びながらも得失点差で清水がプレーオフ圏内にいる状況。今週末は、清水がリーグ戦で7試合勝利から遠ざかっている鹿島アントラーズと、G大阪が最下位のジュビロ磐田との直接対決となるが、前述した状況によって今節の結果で自動降格が決まる可能性はない。ただ今節敗れた場合は、湘南、京都、福岡が揃って勝利した場合にJ1参入プレーオフ圏の16位以下が決まる可能性はある。引き分け以上で他会場の結果に左右されず、最終節まで残留圏浮上の希望を繋ぎ止めることはできるだけに、勝ち点1は最低でも死守したい。

最も厳しい立場に追い込まれている磐田が残留への希望をつなぎ止めるためには勝利が絶対条件。他会場の結果に関わらず引き分け以下では降格が決定し、勝利した場合も湘南が引き分け以上、京都、福岡、清水が勝利した場合は自動降格が決まる。磐田としては勝利した上で、他会場の結果が残留への命運を握っている。

今節で自動降格が決まる可能性があるのは磐田のみ。もうひと枠の自動降格圏とプレーオフ圏は最終節までもつれることが現時点で決まっている。ただ今節の結果が残留という希望をつかみ取れるか大きく左右することは間違いない。それだけに各チームが勝ち点奪取のために激しい一戦を繰り広げることになるだろう。

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