【インタビュー】パトリック、“日本代表”としてフランクフルトに挑む!「ガンバの勝利のためにベストを」

11月19日(土)14時~パナソニックスタジアム吹田にて、ガンバ大阪フランクフルトが対戦する。「親善試合ですが、ピッチに立ったらガンバ大阪を背負ってプレーしなければならない」と話したのは、クラブ在籍7年目を迎えたFWパトリック。もしブンデスリーガのクラブからオファーが届いても「日本から離れることは考えられない」と断言した日本を愛するストライカーは、“日本代表”としてドイツの名門との一戦に臨む。 取材・文=三島大輔サッカーキング編集部

――パリ・サンジェルマンに続き、フランクフルトとの対戦が決定しました。海外クラブとの対戦は今年2度目となりますが、今はどんな思いでしょうか?

パトリック 海外のビッグクラブと対戦できることは、選手個々の経験値とスキルアップアップにつながります。日本ではなかなか体感できないようなスタイルのチーム、選手たちと対戦できることは非常に有意義なことだと思っています。

――ドイツサッカーのイメージについてうかがいます。ブンデスリーガで印象的なクラブや選手はいますか?

パトリック まずドイツのサッカーは非常にレベルが高く、どのポジションにもクオリティの高い選手たちが揃っています。優勝したワールドカップブラジル大会のドイツ代表も印象深いですね。ブンデスリーガのクラブでパッと思いついたのは、シュトゥットガルトとブレーメン。選手個人ではFWグラフィッチ(ヴォルフスブルクなどでプレー)と日本でもプレーしたFWカカウ(シュトゥットガルトやセレッソ大阪などでプレー)の2人は、ブラジル出身なので印象に残っています。

――ブラジル人選手にも縁の深いドイツですが、もしブンデスリーガのクラブからオファーが届いたら挑戦してみたいと思いますか?

パトリック いえ、日本が大好きなので、日本から離れることは考えられないです!

――素晴らしい日本愛ですね! 続いて、今回対戦するフランクフルトのイメージについても教えていただけますか?

パトリック 毎試合しっかりと見ているわけではありませんが、やはり情報として知っているのはブンデスリーガでも上位に食い込む力があり、ヨーロッパの大会にも出場しているということです。その中に日本人選手もいて、しっかりと結果を残していることも知っています。

――長谷部誠選手と鎌田大地選手のプレーはご覧になったことありますか?

パトリック 2人とも素晴らしい選手だと思います! 長谷部選手に関しては、日本代表として闘う姿勢を見せてくれる頼もしい選手というイメージです。先日の日本代表戦で鎌田選手のプレーを見ましたが、最後のフィニッシュの部分で落ち着きがあってクレバーな選手という印象を受けました。

――普段のリーグ戦やカップ戦とはまた違った雰囲気になると思いますが、ピッチに立ったらどんなプレーを見せたいですか?

パトリック 親善試合ですが、ピッチに立ったらガンバ大阪を背負ってプレーしなければなりません。自分たちのサッカーを見せて、フランクフルトに勝利したいと思います。この試合で勝利したり、得点を決めれば世界から注目されますし、特に若い選手たちにとっては大きなチャンスにつながる可能性があると思います。

――この試合の翌週にはワールドカップの初戦で日本代表とドイツ代表が対戦します。日本代表に期待することも最後に教えてください。

パトリック 近年Jリーグから海外に移籍する選手がすごく増えています。日本代表はクオリティが高く、力のあるチームだと思います。ドイツ戦で勝利できるチャンスはあると思うので楽しみにしています!

――では、この一戦を楽しみにしているサッカーファンへ向けてメッセージをお願いいたします。

パトリック まずは一人でも多くの方にスタジアムへ足を運んでもらい、この試合を観戦してほしいと思います。ピッチの中に入ったら100%の力を発揮して、ガンバの勝利のためにベストを尽くします。日本サッカーの素晴らしさを世界に届けられるようなゲームにできるように頑張ります!

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