G大阪vs磐田のJ1裏天王山に今季最多観衆見込み 松田監督「ハートを持って戦う」

「明治安田生命J1、G大阪-磐田」(29日、パナソニックスタジアム吹田)

J1・G大阪が25日、大阪府吹田市内で磐田戦(29日・パナスタ)に向けた練習を公開した。17位G大阪と最下位磐田による残留争いの“裏天王山”。G大阪の黄金期を支えた磐田の元日本代表MF遠藤保仁(42)が初めて対戦相手としてパナスタに登場する可能性のある一戦は、今季リーグ戦最多となる2万8000人の観衆が見込まれることが明らかになった。

今季も残り2戦。大声援を受け、G大阪が大一戦に向かう。松田監督は「ハートを持って戦う。応援してくれる方の気持ちを揺さぶることが使命」と力を込めた。

クラブによると、現時点での磐田戦の入場者数見込みは2万8000人。今季は7月25日の親善試合パリ・サンジェルマン戦で3万8251人というスタジアム記録の更新があったが、リーグ戦では8月14日の清水戦の2万7662人が最高。それを上回る大観衆となりそうだ。

また、G大阪黄金期の象徴的選手でもある遠藤が初めて敵としてパナスタに登場する可能性が高い。現在4戦負けなしの磐田に対し、松田監督は「タレントも老獪(ろうかい)な選手もいる。ただ、恐れることはない。なぜこの順位にいるのかには理由がある。過大評価も過小評価もせずに戦う」と冷静に話した。

磐田は引き分け以下で降格。G大阪も引き分け以下の場合、他チームの結果次第では16位以下が確定する可能性がある。生き残りを懸けた本拠地最終戦となる。

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