G大阪、首位・横浜FM撃破で自動降格圏脱出16位浮上 GK東口の好セーブ連発でしのぐ

明治安田生命J1リーグ▽第32節 横浜FM0―2G大阪(8日・日産ス)

耐えて耐えての首位撃破で、G大阪がJ1生き残りへ大きな1勝をつかんだ。前半8分、FW宇佐美のCKをMFダワンが折り返し、MFアラーノが決めて先制。その後はホームでの優勝決定を狙う横浜FMに圧倒され続けたが、GK東口の好セーブ連発などでしのぐと、後半34分には再びCKの流れからFWパトリックが2点目を奪った。この勝利で暫定ながら順位を1つ上げて3試合ぶりに自動降格圏を脱出し、J2入れ替え戦圏の16位に浮上した。

右アキレスけん断裂から復帰2試合目でフル出場したFW宇佐美は「ある種、狙い通りというか、うまくいき過ぎたという内容だった」と明かした。ボール保持率では39%と横浜Mに押し込まれたが、それも想定内。まず守備を固め、宇佐美のキープ力やパトリックの高さを生かして前進。セットプレーを奪うと、高さ不足という相手の弱点を突き、入念に準備してきた“飛び道具”で仕留めた。

首位を走る横浜FMとの力の差を受け入れ、割り切った戦いで5試合ぶりの白星。残り2試合に向け「死ぬ気で頑張っていきたい」と宇佐美。なりふり構わぬ姿勢でつかんだ勝ち点3の意味は大きい。(金川 誉)

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