【J1採点&寸評】横浜0-2G大阪|圧巻プレーの“帰ってきたエース”をMOMに! マリノスは右サイドの連係が光ったが…

横浜――“優勝”の重圧を感じさせない動きを見せたが…

[J1第32節] 横浜0-2G大阪/10月8日/日産スタジアム

【横浜|採点】

スタメン)

GK

高丘陽平 5.5

DF

小池龍太 5.5(76分OUT)

岩田智輝 5

エドゥアルド 5

永戸勝也 5

MF

渡辺皓太 5.5(76分OUT)

喜田拓也 5(64分OUT)

マルコス・ジュニオール 5.5(64分OUT)

FW

水沼宏太 5.5

アンデルソン・ロペス 4.5

エウベル 5.5(64分OUT)

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途中出場)

MF

藤田譲瑠チマ 5(64分IN)

FW

西村拓真 5(64分IN)

FW

仲川輝人 5(64分IN)

DF

角田涼太朗 ―(76分IN)

FW

レオ・セアラ ―(76分IN)

監督)

ケヴィン・マスカット 5

【横浜|寸評】

今節で勝利し、他会場の川崎が引き分け以下なら優勝が決まる横浜は、立ち上がりからその重圧がかかっていると感じさせない動きを見せ、敵陣内でボールを回しながら攻勢に出た。しかし、一瞬の隙を狙われ、8分にCKから失点する。前半のうちに追いつきたい横浜は両サイドから崩し、何度も相手ゴールを脅かすが、GK東口のビッグセーブもありゴールを奪えない。

後半も横浜が攻め、G大阪が守る構図が続く。横浜は64分に3枚、76分に2枚と、全5枚の交代カードを使い切り、前線の枚数を増やすが、79分に2失点目を喫し、試合は終了。3年ぶりのリーグ制覇は次節以降に持ち越しとなった。

前半は右ウイングの水沼、トップ下のM・ジュニオール、右SBの小池龍の連係が光り、ダイレクトパスから何度もチャンスを演出したが、得点にはつながらなかった。左SBの永戸は再三にわたってインナーラップし、積極的に攻撃参加したが、クロスの精度を欠いた。

センターフォワードで先発したA・ロペスはポストプレーで貢献するも、日本代表経験のある昌子、三浦のディフェンスに苦しみ、なかなか良い形でシュートを打たしてもらえず沈黙した。

得点を期待されて投入された仲川は、ドリブルで仕掛けて攻撃にアクセントを加えたが、「アグレッシブさが足りなかった」(マスカット監督)ように、西村とL・セアラは効果的なパスが引き出せず、前線で起点になれなかった。

G大阪――東口がファインセーブ連発

【G大阪|採点】

スタメン)

GK

東口順昭 6.5

DF

髙尾 瑠 6(90+2分OUT)

三浦弦太 6.5

昌子 源 6

黒川圭介 6

MF

小野瀬康介 6(79分OUT)

山本悠樹 6

ダワン 6(74分OUT)

ファン・アラーノ 6.5(90+2分OUT)

FW

パトリック 6.5(90+2分OUT)

宇佐美貴史 7

途中出場)

MF

山本理仁 6(74分IN)

FW

食亮太郎 ―(79分IN)

DF

福岡将太 ―(90+2分IN)

MF

福田湧矢 ―(90+2分IN)

FW

レアンドロ・ペレイラ ―(90+2分IN)

監督)

松田 浩 6.5

【G大阪|寸評】

立ち上がりから相手に押し込まれる展開となるなか、開始早々のCKのチャンスをしっかりとものにし、先制。その後も防戦一方の展開が続いたが、終盤にもセットプレーから追加点を挙げ、狙い通りの展開で、残留へ向け貴重な勝点3を手にした。

前半から横浜に主導権を握られるなか、守備陣が粘り強く対応。CBの三浦と昌子が声を掛け合って良い距離感を保ち、ボール保持者にすぐに身体を寄せるなど、完全フリーでは相手にあまりシュートを打たせず。とくに三浦の身体を張った執念のシュートブロックが光った。GK東口のパフォーマンスも圧巻。ファインセーブを連発し、冷静な判断でクロスを処理するなど、クリーンシートに大きく貢献した。

また、先制点を挙げたファン・アラーノは、守備への切り替えが速く、豊富な運動量で上下動を繰り返し、攻守に躍動。最後にしっかりと結果を出したパトリックも高く評価した。そして、MOMに選んだのは宇佐美だ。セットプレーのキッカーとして、正確なクロスで2ゴールに絡んだだけでなく、抜群のキープ力で、ボールを持てば何かをしてくれそうな雰囲気を常に出していた。怪我から復帰したばかりとは思えない圧巻のプレーだった。

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