J1川崎がシーソーゲームを制す 今節の横浜Mのリーグ優勝を阻止 逆転Vへも望み
明治安田J1第32節最終日(8日、川崎3ー2清水、等々力)引き分け以下なら今節にも横浜Mの優勝が決まる可能性があった中、川崎が清水を下し、今節での横浜Mの優勝を阻止した。
試合は序盤から川崎が主導権を握る展開になった。相手陣内でボールを保持し続けた川崎が前半28分、均衡を破る。MF脇坂が右CKからゴール前へクロスを上げる。相手にクリアされたが、こぼれ球にMF遠野が反応し、ペナルティーエリア左から左足を振り抜き先制に成功。その後はチャンスを決めきれず、そのまま1ー0で終了した。
後半は一転、清水に猛攻を許した。同4分にMF白崎に同点弾を許すと、同12分にはMFカルリーニョスジュニオに勝ち越し弾を許し、逆転された。
逆転優勝へ、負けられない川崎は同31分、右CKからDF山村が頭で合わせて同点に追いつくと、その2分後にはマルシーニョからのパスをゴール前でFW小林が押し込み、再逆転。「あそこにいることが大事だった」と小林。試合は、そのまま終了した。
これで川崎は17勝6分8敗で勝ち点57で2位キープ。首位横浜MはG大阪に敗れ、18勝8分5敗で勝ち点62。勝ち点差は「8」から「5」に縮まった。