ガンバが首位横浜を叩き降格圏脱出。宇佐美貴史は開幕戦以来のフル出場で「めちゃくちゃきつかった」が、CKで2得点演出「狙ったところに蹴れた」
「ホームで勝って、最終節に良い流れに持っていけるように」
残留争いに苦しむなか、貴重な勝点3を積み上げた。
ガンバ大阪は10月8日、J1第32節で横浜F・マリノスと敵地で対戦し、2-0の勝利を収めた。
【動画】宇佐美のCKから生まれた2発! アラーノ&パトリックのゴールをチェック!
終始、押し込まれる展開だったが、しっかりと守り切り、チャンスを確実にモノにした。試合後、フラッシュインタビューに応じた宇佐美貴史は、「圧倒的にクオリティの面では上回られましたけど、気持ちの面と、全員で一つになって戦うところをピッチ上で表現できたと思いますし、だからこその勝点3」と振り返った。
チームの2得点は、いずれも宇佐美のCKから生まれた。8分、右CKをダワンが折り返し、ファン・アラーノがヘッドで押し込む。79分、再び右CKで、一度は相手にクリアされるも、セカンドボールをつないで最後はパトリックが右足で確実に仕留めた。
「狙ったところにしっかり蹴れて、ダイレクトでそのままアシストになったわけではないですけど、そのまま流れで点にできたのは良かったと思います」
右アキレス腱断裂による長期離脱から復帰して2試合目。開幕戦以来のフル出場を果たした宇佐美は「めちゃくちゃきつかったし、足も不安がないわけじゃない」と打ち明けるも、「そんなこと言っている場合じゃないので、チームのためにできることはしたかなと思います」と語る。
G大阪はこの勝利で、降格圏の17位からプレーオフ出場圏の16位に浮上。残りは2試合。10月29日にホームでジュビロ磐田と対戦し、11月5日にアウェーで鹿島アントラーズと相まみえる。
腕章を巻く背番号39は「今日よりも大事な試合が、また次、来ると思いますし、ホームでなかなか勝てていないので、ホームで勝って、最終節に良い流れに持っていけるようにやっていきたい」と意気込んだ。