J1残留争いは大混戦…12~17位が勝ち点3にひしめく 神戸、13位浮上も1試合で転落の可能性

16~18日に開催、神戸はG大阪との残留争いを制す

J1リーグは9月16日から18日に各地で試合が行われ、ヴィッセル神戸ガンバ大阪と残留争いの決戦を制した。その結果、12位から17位の6チームが勝ち点3の圏内にひしめく大混戦になった。

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17日までのゲームでは、6試合中の5試合が引き分けた。その中で決着がついたのはアビスパ福岡清水エスパルスの一戦だった。清水は勝利すれば残留争いでかなり優位に立つ一方で、福岡は敗れると自動降格圏がかなり近づくゲームだった。

その大一番でホームの福岡は前半に先制を許すもMF中村駿が同点ゴール。そしてFW山岸祐也が2ゴールして一気に突き放した。清水は得点ランキングトップのFWチアゴ・サンタナが追撃の1点を奪ったものの、残り30分を守り切った福岡が3-2と競り勝った。この結果、福岡は3連敗を勝利でストップして勝ち点を31に伸ばして14位に。一方の清水は勝ち点32にとどまり、順位こそ12位だが残留争いの中では危険な勝ち点のままになった。

そして18日には神戸がG大阪をホームに迎えた大一番がキックオフ。熱のこもったゲームは後半10分にFWレアンドロ・ペレイラのゴールでG大阪が先制した。しかし、神戸は後半38分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言により行われた映像確認で得たPKをFW大迫勇也が決めて同点に。さらにアディショナルタイム、G大阪のFW鈴木武蔵が出したバックパスをカットした神戸は一気にカウンター。最後は大迫が蹴り込んで2-1の逆転勝ちを収めた。

大迫の2ゴールで執念の勝利を収めた神戸は勝ち点を31に伸ばし、得失点差の関係で一気に13位まで浮上。G大阪は勝ち点29にとどまり自動降格圏の17位に転落した。また、京都サンガF.C.はFC東京に敗れて勝ち点30から伸ばせず、J1参入プレーオフ行きの16位でこの週末を終えた。湘南ベルマーレは浦和レッズと0-0で引き分け、勝ち点31で得失点差により15位となっている。

この結果、12位の清水から17位のG大阪までは勝ち点31から勝ち点29の間にひしめいている。まさに1試合の結果で一気に順位表が上下に書き換わることになるだろう。18位のジュビロ磐田はセレッソ大阪と2-2で引き分けたものの、勝ち点24は京都と6ポイント差。残留圏内とは7ポイント差となっているため、残り5試合の中で4勝は欲しい厳しい状況に追い込まれた。

インターナショナル・マッチウィークを挟んで10月1日には、清水と磐田の“静岡ダービー”や、福岡と神戸の直接対決も組まれている。どちらのゲームも非常に重要度の高いものになると言えそうだ。

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