【G大阪】松田浩新監督08年以来のJ1勝利も冷静「現実的な目標として残留というものがある」

<明治安田生命J1:名古屋0-2G大阪>◇第27節◇27日◇豊田ス

J2降格の危機に立たされているガンバ大阪が、2カ月ぶりの白星を挙げた。

アウェーの名古屋戦は2-0の完封で、松田浩新監督(61)就任後2戦目で初勝利。同監督にとっては、ヴィッセル神戸を率いた2008年以来のJ1での勝利となった。

前半3分にブラジル人FWパトリック(34)が右足で今季2点目となる先制弾を決め、後半42分には今夏に加入したFW鈴木武蔵(28)が移籍後初ゴール。

6月29日広島戦以来の勝利で、16位に浮上した。

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<松田新監督の会見>

-試合を振り返って

松田監督 何より勝利を手にすることができてホッとしています。選手の頑張りには感謝していますし、大変うれしい。サポーターもたくさん駆けつけていただいて、後押ししてくれたことが選手の足を動かしてくれたと思います。前半、先に決定機を作られ、そこは完全にウチのミス。組織のズレがあると思いますけど、そこを入れられていればこの結果は得られていなかったということを、冷静に考えないといけない。選手はメンタル的にかなり厳しい状況でも引きずらず、1-0でリードしている状況で何をすべきか突き詰めて試合に集中してくれた。それが、こういう結果につながった。非常に良いゲームをやってくれた。

-左サイドの名古屋MF相馬選手の対応が難しかったように見えたが

松田監督 サイドを幅広く使うというのは(名古屋の)3-4-3の特長。ただ、我々は本当に嫌なことでもあるので。なるべくサイドを変えられないようなファーストDFの寄せで回避できれば1番良いのですが、常にそれはできない。ただ、そのボールはもう1回、(守備面で)頑張れば直接ゴールにつながるものではない。サイドを変えられるのは厳しいですけど、致命的ではないと考えていた。

-監督にとっては(神戸を率いた)08年以来のJ1勝利だったが

松田監督 本当にうれしかったですし、ホッとしました。でも特にそういう何年ぶりの勝利とかはまったく考えられなかった。とにかくこのチームは、現実的な目標として残留というものがあります。そのための勝ち点3を取れて本当に良かったということだけです。

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