松田監督就任2戦目のG大阪が8試合ぶりに白星!パトリック&鈴木武蔵弾で名古屋をシーズンダブル
[8.27 J1第27節 名古屋0-2G大阪 豊田ス]
ガンバ大阪が敵地で名古屋グランパスを2-0で破った。対名古屋は4月のホーム戦に続くシーズンダブル。松田浩監督は就任2戦目での初勝利となった。
G大阪が開始早々に先制に成功した。3分、敵陣でパスを繋ぐと、FWパトリックがボールを奪われるが、MFファン・アラーノがすぐに反応。エリア内に鋭くパスを入れ直すと、前を向いたパトリックが流し込む。パトリックは4月2日のこれまた名古屋戦以来となる待望の今季2ゴール目となった。
試合はこのまま1点リードで後半に突入。名古屋は8分にこの日はボールロストも多く、直前でイエローカードも貰っていたMF重廣卓也と、MFレオ・シルバを同時に交代。早めの仕掛けで、流れを取り戻しに行く。
しかし次の決定機もG大阪に生まれる。後半16分、右サイドのCKをFWレアンドロ・ペレイラがワントラップから右足でゴール左隅に流し込む。
しかしDF高尾瑠がシュートコースで関与したとして、オフサイドの判定が下る。当然、VARの介入があり、オンフィールドレビューでの判断となるが、オフサイドで得点は認められなかった。
肝を冷やした名古屋だが、直後にMFマテウス・カストロが負傷交代。1点を追う状況でエースを欠く戦いを強いられる。
だが松田監督の初陣となった前節の広島戦で、前半をリードで折り返しながら今季最多の5失点を喫して敗れた反省をみせたいG大阪の守備が、最後まで高い集中力を保つ。そして後半43分のFW鈴木武蔵の強烈ミドルで勝利を決定づけた。
なお、今夏移籍でベルギーのベールスホットからJリーグに復帰した鈴木は、G大阪加入後、出場4試合目で初ゴール。Jリーグでのゴールは札幌に在籍した2020年8月8日のJ1第9節清水戦以来となった。
このまま2-0で逃げ切ったG大阪は、6月29日の広島戦以来、リーグ戦8試合ぶりの白星。勝ち点を25に伸ばし、暫定ながら自動降格圏を脱出した。名古屋はリーグ戦5試合ぶりの黒星で、連勝は5月以来ない状況が続いている。